初めてのテント何が良いかわからない・・そんなあなたにおススメのテントがあります!
テンマクデザイン サーカスTC DX+
- オールシーズンキャンプができるオートキャンプ最強テント!
- ソロキャンプならタープいらず!家族キャンプなら4人は寝られる!
- 設営は簡単だが、重いし保管に注意点あり。人気すぎて隣のテントと被ることも。
- 焚火にも強く、アレンジ・カスタムが出来るし、秘密基地感が堪らない!
サーカスTC DX+の特徴
キャンプの顔ともいえるテント。
こだわる方は人数や気分・状況によって変えたいから複数持ちの人もいるくらいです。 といっても、家にそんなスペースがない、経済的に複数持てない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのが、「テンマクデザイン サーカスTC DX+」。
僕も使っており、大満足のテントとなります。
大きな特徴は次の通りです。
- ティピーテント
- TC(ポリコットン)素材
- DXはサイドフラップ付き
順をおって各特徴のメリット・デメリットを紹介します。
ティピーテント(ワンポールテント)の利点・弱点
サーカスTC DX+は、ティピーテント(ワンポールテント)と呼ばれる円錐型テントです。そもそもはインディアンの部族が移動式住宅として使っていたもので、設営が簡単で風に強いという特性があります。またデメリットも勿論あります。
設営方法
ペグを複数打って、支柱となるポールを中央に立てるだけ!
はい、3分クッキングくらい簡単ですね。
動画解説があり、初心者でも簡単に設営できます(動画はコンフォートソロですが仕組みはほぼ変わりません)
https://www.youtube.com/watch?v=mwvP3WNITc0
僕もこれを見ながら簡単に設営できました。
ただ、入口の方向が判らず迷いました。
印をつけると次からは楽にできます。
風に強い
一般的に、山岳で使用されるテントは低身長で風を受けづらくしています。
一方、「サーカスTC DX+」は高身長(なんと2.8m!)で支柱が一つだけとなると弱そうに見えますよね(その高身長の分、立ち作業が余裕で行えます)。
ティピーテントは「面」ではなく、下の図のように「点」で受けることで風をいなせるんです。これを思いついたインディアン天才か!!
「サーカスTC DX+」は五角形のため、六角形より影響を受けやすいですが、確実に四角形より影響を受ける面積が狭いです。
また、直径32mmのスチール製ポールで、多少の風ではビクともしません。といっても、風速5~10m/sくらいから使用は危険といわれています。ガイドロープはちゃんと貼って、天候状況は常に確認しましょう。
デメリット
ティピーテントの構造上、支柱がテントの中心に立つため、テント内のレイアウトがある程度制限されてしまいます。
画期的な改善方法として、支柱を二脚、三脚にする追加アイテムでより空間をより広く使うことができます!
テンマクデザインからは「サーカストリポッド」が購入できますよ。
また、横からみると両裾と天井部分で三角形を作ります。そのため、端にいけばいくほど高さがなくなるため、椅子やコットなどを端ギリギリに置くことはできないです。
有効面積が狭く感じるティピーテントです。
「サーカスTC DX+」はサイドフラップがついており、有効面積がグーンと広がっています!さらに追加でポールを使えばタープの様に使えるので、ソロキャンプならタープもいらないです!
調べてて初めて知りましたけど、テンマクデザインからは、その傾斜に合わせたラックがでていました。企業努力おそるべし。
TC(ポリコットン)素材について
テント生地は、「ポリエステル」と「コットン」を混紡した「ポリコットン(TC, コットン混紡生地)」です。
下に僕のイメージを表にまとめてみました。参考にしてください。
ポリエスエルとは
軽くて扱いやすいですが、燃えやすいです。水を弾きますが、結露がしやすいです。
下の表を見ると、ほぼ良いとこないじゃん、と感じるかもしれませんが、その収納性や軽さから山岳テントとして使われます。
ちなみに、僕は徒歩での移動やタープ泊ではポリエステルの「DDタープ」を好んで使います。適所適材ですね。
コットンとは
燃えにくいですが、重くて取り扱いが難しいです。また、遮光性・吸湿性・保温性が優れていますが、カビやすいです。
下の表をみると、コットンはすごく優秀な素材ですが、かなーり設営前後での労力や注意が多いです。上級者向けです。
軽さ・収納 | 燃えにくさ | 日光の遮断 | 保温性 | 結露のしにくさ | 耐水性 | |
ポリエステル | ◎ | × | × | × | × | ◎ |
コットン | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
ポリコットン | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
それぞれの極端な性能を中和したものが「ポリコットン」です!
扱いづらいコットンの弱点を、ポリエステルの長所が緩和してくれています。
ポリコットン素材のティピーテントだから良い
夏キャンプでも快適
なんといっても暑さ対策!
灼けるような太陽の日差しを、「ポリコットン」が遮断してくれるので、濃い日陰の下で快適に過ごせます。まるで建物の下にいるかのような日陰は本当にありがたい!
また、裾部のスカートを上げることで風が入り込めます。
天井部にあるベンチレーションから熱を逃がすことで、夜に熱がこもることがありません。日中は出入口が二つあるので、風通し抜群!
ただ、夏は虫が入り込んでくるので、蚊帳が必要です。ソロキャンプならコットにかかるくらいの蚊帳で良いですが、家族での使用では、テンマクデザインから出ている「メッシュインナーセット」が4人は寝られるので良いでしょう。僕はどちらも持っています。
冬キャンプでは薪ストーブを
冬はもちろん焚火!
ポリコットンは火の粉に強いため、よりテントに近い位置で焚火を楽しめます。ファスナー上部が開くので、煙突を出して焚火ストーブを楽しむ人もいます(自己責任となりますが)。
「ポリコットン」のため保温性も良いです。
また、保湿性が良く、結露しにくいため、夜に顔に水が落ちてくることがありません。
雨キャンプ
コットンは雨が染みやすく、また速乾性がよくありません。
ポリコットン素材により、雨も染みませんし、乾きも緩和されています。しかし、カビる可能性はこちらもあるので、ちゃんと乾燥させてから保管させる必要があります。
ちなみに僕は実験を兼ねて、雨キャンプの翌朝に、乾燥のために「サーカスTC DX+」の真下で焚火をしたことがありますが、全く燃えませんでした!
そして1時間程度で乾燥!!
燃える可能性はゼロではありませんし、もちろん自己責任です!
あと、めちゃくちゃ焚火臭くなる・・。燻製テントの出来上がりです笑
ちゃんと後日に、公園などで乾燥させた方が良さそうです。
人気テントのデメリット
上に挙げた保管面もあります。
一番のデメリットは人気すぎてサイト内でテントが被ることです。画像は「サーカスTC DX」から、「サーカスST DX」が見える図です笑
そしてポリコットンで軽減されているとはいえ重い!
総重量は約13.1kg!これはオートキャンプ、もしくはワゴンが必要です。
とはいえ、「ティピーテント」で、設営や撤収はそこまで負担はありません(雨を除く)。
それでも軽くしたい場合には、ポリエステル素材の「サーカスST」シリーズがおススメです。値段もお値段も軽くなっています。
最後に
僕は、どの季節でもオートキャンプでソロキャンプなら「サーカスTC DX+」です。
高さ2.8mもあり、立ち作業ができる。プライベート空間を保ちつつタープの様に使える。秘密基地感が堪らないです。
家族でのキャンプでは、4人は「サーカスTC DX+」で寝られますし、さらにタープを追加すれば問題なく楽しめます。
ご自身に合ったアレンジ・カスタムができる「サーカスTC DX+」は、キャンプの幅を広げてくれるはずです。