ロードバイク

ロードバイクで初めて100km走った話——準備と反省点【体験談】

ロードバイクで初めて100kmに挑戦すると、想像以上のきつさに驚くものです。
補給食の不安、3時間を超えてからの脚の重さ、ナビなしで迷う焦り——。
この記事では、実際に100kmを走って分かった失敗と気づきを、体験ベースで正直にまとめます。

出発は早朝に限る

できれば日の出とともに出発するくらいの気持ちで準備しましょう。
100kmは、休憩込みで6〜8時間程度かかることも珍しくありません。
昼前後にスタートすると、帰りが夕方〜夜になる可能性もあります。

気温が上がる前に距離を稼いでおけると、後半の消耗を抑えられます。
個人的には「早く出て、早く帰る」を徹底したことで、余裕を持ってゴールできました。
走り終えた後の疲労は想像以上なので、できれば翌日は休息にあてられる日程を選びましょう。

一緒に走る仲間がいると、全然違う

初めてのロングライドは友人と一緒に走りました。
ソロで100kmに挑むのと、仲間と走るのとでは、身体的にも精神的にも余裕がまるで変わります。

トレインの恩恵——ペースが安定する

複数人で走るとき、前の人の後ろにつく「トレイン」が使えます。
前走者がつくる風よけの恩恵で、空気抵抗が大幅に減ります。
体感的にも、同じ速度でも一人で走るより明らかに楽に感じます。

ただし、初めてトレインを組む場合は近づきすぎに注意が必要です。
急ブレーキ時に接触するリスクがあるため、本番前にトレインの練習をしたいですね。
仲間内で「ハンドサイン」でやり取りするのも一体感が生まれます。

パンクもふたりなら怖くない

100kmを走れば、パンクのリスクとはずっとつきあい続けることになります。
実際に初めてではパンクしませんでしたが、「もしも」という恐怖は常にありました。
そんなとき、仲間がいると気持ちの余裕がまるで違います。

チューブやCO2インフレーター、工具を持ち寄ることができるので、
お互いの装備で補い合えるのも大きなメリットです。
ソロライドの場合は、自分ひとりで対処できる備えを事前に整えておきましょう。

パンク対策の詳しい内容は、こちらの記事でまとめています。
👉 【チューブレスvsTPUチューブ】パンクトラブルへの備え方
👉あなたに最適な空気入れは?スタイル別でロードバイクのパンク対策を

マップ問題——サイコン選びは大事だった

初の長距離ライドで「しくった」と感じたのが、サイコンのナビ機能でした。
100kmとなると初めて通る道ばかり。
仲間のサイコンに甘えたり、ルート確認をその都度スマホで行う羽目になりました。

ナビ機能がないと、分岐ごとに確認が必要になり、ライドを楽しめません。
ビワイチなどルートの誘導があるコースを選んでも良いですね。

ロングライドを定期的に楽しみたいなら、
ナビ付きサイコンへの投資は早い段階でやっておいた方がいいと感じました。
ガーミンのサイコン比較はこちらの記事でまとめています。
→ 【ガーミンサイコン比較】ロングライドにおすすめのモデルはどれ?

補給は「まだある」と思ったときが補給どき

初めての100kmで最も動揺したのは、補給食が底をつきそうになった瞬間です。
「まだ残っているから大丈夫」という慢心が、後半の失速を招きます。

練習から食べ慣れたものを持っていく

補給食は、本番で初めて試すものを持っていかないのが鉄則です。
個人的に重宝しているのは「スティック型の羊羹」です。
片手で食べやすく、腹持ちがよく、補給しやすいのが気に入っています。

水分はスポーツドリンクを1本持つと、汗と失う「電解質」も補えて疲労感が変わります。
特に夏場は汗の量が多く、気づかないうちに脱水が進んでいることがあります。
ボトル1本が残り半分になったら、次のコンビニで補充する——くらいの意識でちょうどいいです。

コンビニを補給ポイントに組み込む

ルートを決める段階で、コンビニの場所を確認しておくことをおすすめします。
トイレや休息の時間は小まめにとりましょう。
30〜40kmごとに補給ポイントを設けておくと、精神的にも安定します。

お腹が空く前に食べる——これが100kmライドの補給鉄則です。
「ハンガーノック(エネルギー切れ)」になってからでは遅く、
回復に時間がかかって後半がボロボロになります。

ペース配分で後半が決まる

「少し息が上がるけど会話できる強度」を守る

序盤の気持ちよさに任せてペースを上げると、必ず後半にしっぺ返しがきます。
目安にしたいのは、「少し息が上がるけど隣の人と会話できる強度」です。
心拍計があるなら、最大心拍数の60〜70%程度がその強度に相当します。

「まだ余裕がある」という感覚は当てにならないことが多いので、
数字か体感を意識しながら、意図的にペースを抑えることが重要です。

👉心拍計は腕時計・胸バンドどっち?おすすめと選び方

ロングライドは「攻めたポジション」を控える

普段の練習は1時間以内が多く、ハンドルをかなり低く設定していました。
それが100kmでは裏目に出ました。
後半、じわじわと腰に痛みが出始めたのです。

前傾が深いポジションは速さには有利ですが、
長時間になるほど腰や背中への負担が蓄積します。

ロングライドでは、速さより体への負担を減らすフォームを優先するのが正解です。
具体的には、ハンドルを気持ち高めに設定しておくだけで、上半身の疲労感がかなり変わります。

筋疲労との戦いは3時間から始まる

3時間を超えたあたりから、「それまでとは質の違う疲労」が出てきます。
心肺とは別に、脚の筋肉そのものが悲鳴を上げるように。
全身のだるさが蓄積して、ペダルを踏むたびに「重い」と感じます。

この疲労に備えるには、事前に長時間走ることへの「体の慣れ」を作っておくのが近道。
スピードは抑えながら、2時間程走る練習がおすすめです。
補給タイミングやペース配分の感覚も、実走の中で掴んでおけます。

👉トレーニングと回復の質を保つにはスマートウォッチがおすすめ|Garmin

まとめ——初100kmを楽しむために

初めての100kmは、準備が一番大事といえるでしょう。
この記事で紹介した内容を、最後に簡単に整理しておきます。

  • 早朝出発で時間と気温の余裕をつくる(休憩込みで6〜8時間を想定)
  • 仲間と走るとペース・安全・精神的余裕がすべて上がる
  • 補給は「まだある」タイミングで行う・コンビニをルートに組み込む
  • 「会話できる強度」でペース配分し、心拍数は最大の60〜70%を目安に
  • ハンドルは気持ち高めに——腰への負担を減らすポジションで臨む
  • 事前に60〜70kmを経験して筋疲労に慣れておく
  • パンク対策はチューブレス or TPUチューブで備える
  • ナビ付きサイコンがあるとルート確認のストレスがなくなる

100kmという距離は、ロードバイク乗りにとって最初の大きな節目です。
「完走した」という事実は、次の挑戦への確かな自信になりますよ。

100km走ったバイクには、相応の汚れが蓄積しています。
チェーンの汚れをそのままにしておくと、スプロケットやチェーンリングの摩耗が早まります。走り終えたら、帰宅後のメンテナンスもお忘れなく。

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