キャンプの虫が嫌い。でもアウトドアを楽しみたい。
そんなあなたのお助けをします!
今回は特にひどい目にあう虫、その対策アイテムを紹介していきます!
虫刺されが怖いスズメバチ
こいつが厄介。敵と思われたら、とにかく攻撃されます。
小さい頃、家族キャンプで父親がやられたことがあります。
追い払おうとすると、逆にワラワラと集まります。
活動期は春から秋です。
つまりスズメバチが動き回る時期が、キャンプシーズンにモロ被りなわけです。
本当に厄介!
手で振り払う動作は、攻撃と勘違いされます。
激しい動きをせず、静かにその場を離れましょう。
刺されないためには、服装に注意
巣が近くにあると、執拗に襲ってきます。
林間の区間サイトでは、スズメバチの巣がないか良く確認したいです。
巣があれば、サイトを変更できるか確認しましょう!
そして、大事なのは服装。
スズメバチの天敵である「熊」を思わせる、黒い服装に攻撃します。
香水や整髪料、柑橘系のジュースにも寄ってくるので避けたいですね。
毒による症状
刺されると、全身のじんましんや腫れ、最悪はアナフィラキシーショックで亡くなります。
一度刺されて症状が重かった方は、自己注射薬が処方できます。
いつでも使えるように、一度受診してくださいね。
刺されてしまったら
刺された方が動きまわると、毒が回る可能性が。なるべく周りの方が処置してください。
実際に刺された場合には、すぐにポイズンリムーバーで毒を吸い出しましょう!
毒針が残っている場合には、爪等で取り除いて下さい。
その後は水で洗い流し、抗ヒスタミン外用薬があれば塗りましょう!
意識がなくなる、嘔吐や呼吸が苦しくなれば、すぐに病院へ!
参照サイト:神奈川県
テント内に侵入するムカデ
危険なのは、飛んでくる虫だけではありません。
夜はランタンの光で集まった虫を求めて、ムカデがやってきます。
ムカデは地を這って、テント内に侵入することも。足元がお留守!
春から夏(5〜8月)には産卵期で、活発に活動します。
草がうっそうと生えたキャンプサイトには注意しましょう!
対応策: キャンプ場を汚さないために
基本的にムカデは人を咬みません。刺激しなければ。
寝袋に入ったムカデを、寝返りをうって踏んだりすると攻撃してきます。
まずは侵入させないために、テントの入り口をしっかり閉めましょう。
土間スタイルのテントでは、侵入を許さないスカート付きを考えてください!
キャンプ場では、駆除剤を巻くこともはばかられることも。
サイトを汚さないためには、設置型の毒餌を置いてみてはいかがですか?
刺された部分は、激痛と腫れがでます。
もし刺されたら、抗ヒスタミン薬を塗ることをおすすめします。
症状がひどい場合には、冷やして早めに病院へ!
出典サイト:島根県
キャンプ用品に隠れたセアカゴケグモ
このクモは特定外来生物ですが、現在では日本の45都道府県で確認されています。
もうどこにでもいると考えて良いでしょう。
特徴としては、お腹には「赤い砂時計」に似た模様があります(絵と異なります)。
セアカゴケグモは、温かく日当たりの良い場所に潜む毒グモです。
野外のキャンプ場では、チェアの裏や靴の中に潜んでいることがあります!
蜘蛛以外の虫にも気をつけたいものです。
対処法: 放置した靴やチェアに注意
虫に刺されないためには、野外に放置したキャンプ用品には注意です。
特に、翌朝には気をつけたいですね。
見つけたら熱湯・殺虫剤で駆除できます。
一匹いると、複数いることも。周囲を確認してくださいね。
虫対策のアイテムがなければ、皮手袋や靴などで直接触れないようにしましょう!
オスは無毒ですが、メスは毒をもっています。
咬まれると痛みや腫れが生じ、重症化することも。
患部を流水や石鹼水で洗い、すぐに医療機関に受診しましょう!
参照サイト:東京都環境局
吸血系の虫(ヌカカ・ブユ・蚊・アブ)
夏のキャンプの天敵である、蚊やアブたち。
姿だけでなく、羽ばたく音も気になります。
そしてテント内に1匹でも入れば、寝られなくなります!
ああ、考えただけで嫌になります。
蚊取り線香や虫よけスプレーを使用
刺されるとかゆみや、腫れるのは承知の通りです。
長袖や長ズボンで、露出をなくしましょう。
夏キャンプでは、インナーで快適に肌をカバーできますね。
良く刺される方は、足に常在菌が多いタイプ(臭い関係なし)。
アルコールで足裏を拭くと、不思議なことに刺されにくくなります。
森林作業で愛用される、「パワー森林香」は僕も使っています。
テントの入口から、蚊など侵入させない心強いアイテム。
3-4個でテントやタープを囲むと、初心者でも使いやすく効果的ですよ!
そして最終兵器。
ディートという薬剤が高濃度で入ったサラテクトが最強の虫除けスプレーです。
薬が効きにくい、「ツツガムシ」でさえ効果があります。
トイレに行こうが、洗い場に行こうが虫から守れる安心感!
併用がオススメですが、あなたはどちらから使いますか?
まとめ
自然の中で過ごすキャンプは楽しいですが、虫刺されや毒を持つ虫には対策が必要です。
スズメバチやムカデ、セアカゴケグモなど、知らずに近づくと危険な生き物も少なくありません。
服装などの基本対策・虫よけアイテムで安全なキャンプを心がけましょう!
しっかり備えて、快適なアウトドアを楽しんでくださいね。