初めてのテント・タープ設営や撤収は、どうしても戸惑いがち。
でも、事前の練習とちょっとした装備を取り入れるだけで、グッと楽になります。
この記事では、初心者がつまづきやすい設営&撤収の失敗談と対策を紹介していきます。
初めての設営で、いきなりケンカ!?
「これ、どこに通すの?」「さっき説明書読んだでしょ?」
こんな言い争いしたくないですよね。僕は新しいテントでやってしまいました。
相談できないソロキャンプこそ、スマートにこなしたいものですね。
初心者でテント設営は、予想以上に時間も体力も使うんです。
楽しいキャンプを台無しにしないためには、問題は少ない方が良いでしょう。
設営が簡単なテントを選ぼう
設営が大変なら、取扱いが簡単なテントを選んじゃいましょう。
「ワンタッチテント」や「ティピーテント」は、初心者におすすめのテントですよ。
ポールを通すだけ、広げるだけ…といった構造は、設営ステップが少なく迷いにくいです。
余った時間だけ、調理や焚き火の火起こしに時間が割けますね。
基本的に設営が簡単なテントは、最後の撤去も簡単です。
毎回のキャンプで設営に悩んでいる方は、あなたのスタイルにあうテントを選んでみては?

事前に試し張りをしておく
一度完成させた事があるいう経験が、当日の焦りが激減します。
自宅の庭や近くの公園で、事前に一度設営してみることをおすすめします!
最近は「設営のやり方の動画」をアップしているメーカーも多いですよ。
意外とテントの敷地面積や、入口の位置確認も重要です。
テント設営の練習をしていると、次のキャンプでやりたいことも思いつくかも?

ペグが刺さらない・抜けない!?設営トラブル
「地面が固くて、ペグが全然刺さらない…」「地面が柔らかくて、ペグが抜ける…」
最初の設営で意外と失敗しがちなのが、地面の硬さとペグの相性です。
河原の砂利や、押し固められた地面では、ペグが刺さりにくいんです。
逆に、砂浜や雨でぬかるんで刺したそばから傾く、なんてことも。
さらにはペグが引っ張っても抜けないこともざらです。
実は、テントに付属でついてきたペグって、最低限の品質のことが多いです。
ハンマーで叩いたら、曲がったことも1度や2度ではありません。
テントが風で倒れないよう、ペグやハンマー選びはしっかりしましょう!
長めの鍛造ペグは、丈夫で抜けない
対策の第一歩は、「曲がらない・刺さる」ペグの準備です。
100均などプラスチックやアルミ製ペグは、固い地面では役に立ちません。
おすすめは、「JKAYRKC」の刺さりやすく丈夫な鍛造ペグです。
硬度が280HB以上と、一般のスチールペグの2倍以上の硬さで多少の砂利も突き抜けます。
曲がっても叩いて直すことができる!使い捨てでなく、長年使えるのがいいですね。
長さ30cmあれば、なかなか抜けることはありませんよ。
全てを鍛造ペグに替えずとも、特に刺さりにくい部分の予備としてもいいですね。
もしくは、強風の影響を受けやすい「メインポール」のペグにおすすめします。
僕は軽量な自転車キャンプでは、鍛造ペグは使いません。
やや高価ではありますが、軽量なチタンペグを使います。1本56gと軽い!
サビることもないので、雨の日にも使いやすいですよ。
重さで一撃!最強ペグハンマーで設営も撤収もスムーズに
鍛造ペグは、生半可なハンマーでは扱いきれません。良いサイズの石があればいいですが。
重さのない100均のハンマーは、高い音が鳴るだけでちっともペグダウンできず…。
「UJack」のハンマーはヘビー級で頼もしい。大きなヘッドがペグを逃しません。
またペグが長ければ長いほど撤収時、「ペグが抜けない…」というのもよくあるパターン。
地面が乾いてペグが深く食い込んでいると、手で引っ張るだけでは難しいです。
上のアイテムは、手になじむ「ラバーグリップ」で滑らずに抜きやすいのがいい!
850gの最強ハンマーが重い場合には、軽量タイプを。
こちらは269gと軽く、形もスマートで持ち運びしやすい。
重さで振り回すタイプではないですが、しっかりと30cmペグを打ち込めます。
撤収時に困る!収納袋どこいった問題
無意識にどこかにやってしまう。探すだけで時間がかかるんですよね。
設営時は良くても、撤収時に困ります。少しの工夫でラクに片付けましょう。
収納袋は使ったときにまとめておく
設営時に出した袋は、1ヵ所にまとめて保管すると便利です。
ワゴン内・自動車にまとめておくなど、自分ルールを作るのをおすすめします。
若干面倒でも、少し意識するだけで帰りが楽になりますよ。
僕は「テントの収納袋」に、タープ類の収納袋をまとめることにしています。
「設営で使ったもの=撤収で使うもの」ですからね。
良く使うものは、防水バッグで小分けするのもいいですね。汚れ移りしにくいです。
ガイロープの長さが足りない!設営できない…
想定より距離が必要になる場面、意外と多いです。
長めのロープを複数持参
長さ2m程度のポールには、4m以上のロープを用意しましょう。それ未満は3mでOK。
ロープは短いより、長すぎるくらいがいいです。長さ調節はいくらでもできます。
ポールの2倍だけロープが欲しいですね(ポール1本につきロープ2本)。
「自在金具つき」だとすぐに使えます。自在結びが面倒な方には装着済がおすすめです。
ロープはランタンを吊るしたり、洗濯物を干したりと何かと便利です。
ぜひ多めに持ち運びして、キャンプで応用を利かせてくださいね、
まとめ:設営と撤収は「準備8割」で快適に
キャンプでの設営トラブルは、道具や準備次第でいくらでも減らせます。
「テント設営=キャンプのスタート」。
スムーズに始まれば、全体の満足度もぐっと上がります。
今回ご紹介したのは、実際に僕が失敗したからこそ気づけたことばかり。
ワンタッチテントや鍛造ペグ、ペグハンマーにロープ……。
どれも些細な工夫ですが、積み重ねることで「また行きたくなるキャンプ」になりますよ。