雨で濡れること。これは自転車で通勤・通学するかた全員の悩み事ですね。
レインウェアは蒸れやすいし、荷物も守りたい。良い解決方法あります。
実際に、僕が通勤で買って良かった装備・服装・雨具などの対策グッズをまとめました。
雨具グッズ紹介(濡れないための服装)
忘れがちな防水シューズ
通常の靴は通気性のため「メッシュ部分」があります。そこからモロに入る雨!
レインコートで完璧!と思いきや、靴下が沈水した経験があります。気を付けて。
長距離を走る方にこそ、おすすめしたいです。
値段が張ってもいいなら、蒸れない「ゴアテックス性」の靴をおすすめします。
サロモンのトレイルシューズは、晴れでも普段使いしたくなる快適性。
安さならムーンスター。蒸れやすいようですが、晴れの日の使用も耐えられる靴です。
サイクル レインジャケット (レインウェア)
バックに入れる雨具は、もちろん収納サイズが小さい方がいい!
モンベルの「サイクルレインジャケット」は、ペットボトル1本程度のコンパクトさ。
取り外し可能なフードは、ヘルメットの下に装着。ツバ部分が雨から視界を守ります。
「耐水圧20,000mm」と嵐にも耐えられるバツグンの性能。
後ろの裾が長く、ストレッチが効いているため、前かがみで背中がチラリしません。大事。
秋冬の肌寒い日に、追加で羽織ることもできるのが頼もしい。
上半身は暑い・寒いや、蒸れには敏感なので、雨具でも一番お金をかけて欲しいです。
こちらは「ドライテック機能」で、蒸れにくさはぼちぼち。
運動量が多い方は、通気性のさらに良い「ゴアテックス機能」を検討しましょう。
僕のストームクルーザーは自転車用ではないですが、ゴアテックスは蒸れず最高です。

サイクルパンツ(ズボン)
上半身ほど、下半身は暑さや蒸れに敏感でありません。
ここでこだわって欲しいのは、ズボン裾が絞れているかどうかです。
普段の通勤・通学もですが、裾が広いものはチェーンの汚れ・巻き込みの恐れがあります。
レインパンツは裾のフォローができていますし、伸縮性があるとなお良いですね。
以前、チェーンにお洒落なスカートが絡まった子を助けたことがあります。汚れが凄い。
普段着でも「裾バンド」をご検討ください。目立ちやすい反射素材がよいでしょう。
滑り防止にはレイングローブ
ただ、濡れた手は滑りやすいです。握力や集中力が要ります。
段差で自転車が跳ねて、バーから手が離れることも。ヒヤッとしたことが何度かあります。
そして1番困るのが、寒い秋冬の雨。
雨で濡れた手袋のまま走ると、手先が冷えて感覚が麻痺します。
寒い地方では、よりグローブの重要性は増すかもしれないですね。
例えばパールイズミの「レイングローブ」は、夏を中心に使いやすい薄さ。
雨で濡れても滑りにくいシリコンプリントが操作性を保ってくれます。
撥水のみとはいえ、30分程度の通勤・通学には耐えられそうです。
シマノのグローブは真冬に使う最終兵器。
ゴツさの通り、極寒0℃でも走れるポテンシャルがあります。
ゴアテックス機能なので、蒸れにくいのもいいですね。
サイクルキャップ or ヘルメットカバー
ここから入り込む雨。職場・学校に行くなら、特に頭は死守したいところ。
荷物を減らすという意味では、フード付きのレインウェアが僕は好きです。
とはいえ、フードのない雨具にプラスしたい方もいると思います。
カジュアルさを求める方は、ベンチレーションと透湿性のあるレインキャップはいかが。
フードと比べて、このまま駅やコンビニに被って行っても違和感がないですね。
ヘルメットカバーは、ポケットに入るコンパクトさがウリ。
パールイズミ製は前後左右に光反射素材があるので、視認性の悪い雨と相性が良いですね。

通勤・通学におすすめの防水バッグ
完全防水バックパック
本やPCが浸水すると台無しですね。財布など革製品にもシミができます。
それなりの荷物で自転車の通勤・通学には、ぜひ防水のリュックサックを用意しましょう!
完全防水として有名なのは、ラドウェザーの防水バックです。
土砂降りのような大量の水をぶっかけても、PCは無事なのが証明されています。
大容量なので、ヘルメットや着替えも楽に入るでしょう。
リュック以外には「メッセンジャーバッグ」もおすすめです。僕もこれで通勤しました。
ベルトをタイトにすれば、ライド中もずれが気になりませんよ。
大口でサッと雨具を出せるし、軽さも大きなメリットです。
お気に入りリュックにはレインカバー
そして「防水バック」は、そのスペック故に重めになってしまいます。
そんな方には、レインカバーが役に立ちます。
DOPPELGANGER製は、耐水圧3000mmと叩きつけるような大雨でも耐えられます。
ラバーバンドにより強風で剥がれませんし、様々なリュックに適応できます。
リフレクターにより視認性の良さも損ないませんし、コスパの高いアイテムですね。
自転車(ロードバイク等)本体の対策
着脱式フェンダー(泥はね防止)
これがあると何が変わるの?と思うかもしれません。
しかし、ないからこそ分かるフェンダーのありがたみ。
写真のように、後輪は泥水を巻き上げ簡単に服を汚します。
泥団子を投げつけられたと思うレベル!
「OGK技研」のフェンダーは、シートポストに簡単につけられておすすめです。
チェーンがサビにくいウェットオイル
街中の自転車では、悲鳴を上げながら駆動するチェーンを良く見かけます。ギシギシ。
雨でも流れにくいオイルで、定期的に注油が必要となります。
とはいえ、通勤・通学用はあまりメンテナンスしたくないもの。
そんなあなたにおすすめなのが、FINISH LINEの「ウェット バイク ルブリカント」。
長時間の走行や、豪雨の中での走行を想定した長持ちのオイルです。
錆び止め用 コーティングスプレー

チェーン以外にも、ロードバイクなどにはギアや六角穴など錆びる部分はいっぱい。
そしてフレームは一度汚れるとなかなか落ちない。
Muc-Offのコーティングスプレーで、全部まとめて保護してみませんか?
金属部チェーンなどの駆動系の錆び止めや、フレームの汚れ防止に使えます!
綺麗な状態でスプレーをかけるだけ(タイヤのドレッド部分やブレーキは避ける)。
僕も持っていますが、各所のネジなど錆びやすい部分を守れる安心感はすごい。
ただ甘い匂いが凄い。ベランダ等で乾燥がおすすめ。米国産かと思ったら、英国産でした。
メーカーよると、洗車後に濡れたままスプレーし、その後オイルを注油が推奨とのこと。
1年間の錆防止なら、同じくMuc-Offの保護スプレー「HCB-1」をどうぞ!

まとめ
雨の日の通勤・通学も、ちゃんと対策すれば快適に楽しめます。
気になるアイテムから少しずつ揃えて、ストレスのないライドを目指しましょう。
ベルやライト点灯もお忘れなく!
後編では、さらに快適に通勤・通学する方法や通勤後のケアを詳しく紹介しています。
ぜひあわせてチェックしてください!


