雨の中でロードバイクに乗らないで良いなら、危ないし走らないですよね。
いきなりの夕立、レースやロングライド、また通勤・通学は避けられません。
初心者でも簡単にできる、おすすめの対策を紹介します。
- 必要なものは高グリップのグローブ、浸みないヘルメットやポーチ・ツールケースなど。
- 服装は透湿性レインウェアだけでなく、撥水性ジレ・シューズカバーは使いようです。
- 雨ざらしは自転車のチェーンがサビるので、雨の後は洗車・メンテナンスを!
トレーニングなら、室内でローラー練習も考えましょう。
雨のロングライドで必要な道具
雨予報でも、レースやグループ練習で走らざるを得ないこも。
いざという時に対応できるかは、普段からの準備によります。
雨で滑りやすい古いタイヤは交換するなど、常に準備をしておきましょう。
グリップの良いローブ(悪天候を走るグラベルロード用を)
通常のグローブは、雨でハンドルが滑りやすくなります。
ハンドル操作を誤らないためには、グリップ力の高いグローブを装着しましょう。
蒸れに敏感な手先は、防水性だと不快感を感じやすいです。冬がオススメです。
あらゆる天候を走るグラベルライドは、振動や泥水でハンドルが滑りやすいです。
そんな過酷な状況でも使われるグラベル用グローブは、もちろん雨中でも大活躍です。
下記のSHIMANO製は、どちらも手のひら部分にポリエステル60%使用しています。
グリップ力の高い合成スエードレザーが、ハンドルを逃がしません。
フルフィンガー型は、ブレーキを握る人差し指と中指にスリップ防止プリントがあります。
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ウエットオイル(チェーンのオイル切れを防ぐ)
雨ではチェーンのオイルが洗い流され、オイルが切れてしまいます。
オイル切れはチェーンが錆び、摩耗もしやすいためチェーン交換が早いです。
ウェットオイルなら、粘性のあるオイルで多少の雨でも落ちません。
その分、ゴミや汚れが付着しやすいです。
長期間持続するので、ズボラな方は普段からウェットオイルで良いでしょう。
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防水 サイクルポーチ(汗も浸みない)
一般的なポーチにお札を入れると、汗が浸みてフニャフニャに。
ましてや雨が降った日には大変!
中身がシェイクされるジップロックが許せない方には、防水ポーチ!
仕切りやポケットが多く、スマホやカード類も仕舞えます。
また止水ジッパーが、雨や汗の侵入を防ぎます。
タイヤレバーやマルチツールを収納することもできますよ。
簡単なライドなら、これ一つで事足ります。
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ツールケース缶(雨が浸みにくい防水がおすすめ)
サドルバッグなら防水性が多いものが多いです。
スッキリとした印象を与えるツールケースが好みの人も多いのではないでしょうか。
雨の後でも道路の水が飛びます。電動ポンプ・バッテリーを入れるなら防水性を。
ツール缶タイプは構造上、最も雨水が入りづらいです。
仕切りがないため、中身が暴れやすくガタガタ音がします。
使い捨て手袋や紙ワイプを挟み込むと良いですよ。
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ファスナー式は、大きく開くので工具が探しやすいです。
しかし生活防水のため、強い雨には注意です。
収納できる分は大径行なので、ご自身のボトルホルダーとサイズが合うか試して下さいね。
輪行袋バック(リタイア・予定変更を考える)
予報でも、雨が降るか天候が微妙な時ってありますよね。
いざ走ってみると、とても続行できない雨も。
輪行袋があれば、電車など公共交通機関で家に帰れます。
また連泊でのライドなら、その日の行程を飛ばして宿泊するホテルへ向かえます。
怪我や機械不良などで走行不可になっても必要です。ぜひ用意しておきましょう。
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前後ライト(車への視認性アップ)
雨で視界が不良になりやすい場面。
交通が激しい状況では、特に路側のロードバイクには気づきにくいです。
日中でも前後のライトで視認性を高め、自動車に自分の存在をアピールしましょう!
防水性でないなら、ライド後はタオルで拭きましょう。
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防水性シューズカバー(冬のみの推奨)
冬でも蒸れやすいシューズカバー。
夏に履くシューズカバーは、足だけサウナ状態でしょう。
とはいえ、冬用にどうせ買うなら防水性はいかがですか。
リアフェンダー(泥はね防止)
雨水のある道路を走れば、タイヤが泥水を背中に跳ね上げます。
取り外しもしやすいので、どうしてものライド時に装着はいかがでしょうか。
ヘルメット(シールド付きで路面の視認性アップ)
アイウェアが大きくても、ヘルメットとの隙間から入る雨。
ヘルメット一体型のシームレスなシールドで、雨が直接眼に攻撃することがなくなります。
なにより普段の眼鏡をかけながら、シールドがつけられます。
また磁石式シールドをひっくり返せば、ヘルメットを覆うようにシールドがつきます。
休憩時にシールドが邪魔になることも、なくすこともありません!
【番外編】室内ローラー練習(雨はロードバイクに乗らない
本気で走りに集中するなら、室内でローラートレーニングが一番です。
雨で濡れたロードバイクのメンテナンスの手間もありません。
極限のスピードでブレーキをかけても、雨で滑る可能性もあります。
極寒の冬にも重宝します。一つは所有しても良いのではないでしょうか。
三本ローラー(体幹が鍛えられ、ペダリング技術が向上)
不安定な三本のローラーでの走行は、実走の様にペダリング技術が鍛えられます。
安価な製品が多いですが、負荷をかけたトレーニングができません。
主に高ケイデンスの練習に向いています。
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固定ローラー(高負荷練習、バーチャルトレーニングが得意)
固定ローラーはバーチャルトレーニングを得意とし、山の傾斜の様な負荷を再現できます。一般的に騒音性が高く、また高価なものが多いです。
タイヤごと固定するローラーは、タイヤへの負担が大きいです。
倒れることがないので、タバタ式トレーニングやダンシング練習にも向いています。
降水量に合わせたレインウェア・服装類(通勤・通学にも)
予報や降水量に合わせ、臨機応変に対応しましょう。
防水性:完璧な対策ですが、蒸れやすいです。
撥水性:にわか雨に対応できますが、長時間の雨には耐えられません。
季節や降水量によって変わってきますが、とにかく体を冷やさないことです。
視認性を良くするために、反射板付きや蛍光色を選ぶと良いでしょう。
レインウェア (蒸れにくい透湿性でロングライドも
他のウェアとの大きな違いは、防水性の高さです。
強風でも雨が浸みないレインウェアは、ロードバイクでも長時間耐えられます。
ライド前から雨が降ってるなら、ぜひガッツリ覆えるレインウェアを着ましょう。
防寒としても優秀なので、冬ライドもこれ一つで安心です。
パールイズミ製は透明素材なので、大会でもゼッケンが隠れません。
さらには収納性が高く、ポケットにも仕舞えるサイズとります。
バタつくのはある程度仕方ないですね。
モンベル製は、ライド時の前傾姿勢を想定した立体裁縫でバタつきにくいです。
ビニールカッパはムレるのが不可避です。
しかし、透湿性のゴアテックス機能は劇的にムレません。
とはいえ、活動量の多いライドでは過度な期待はしないよう。
ウインドブレーカー (肌寒い春・秋ロードバイクにも
撥水性のあるウインドブレーカーなら、夕立など一時的な雨をしのげます。
ただしレインウェアと比べて浸みるのは、ある程度仕方ないことでしょう。
しかしウインドブレーカーは風の侵入を防ぐため、ちょっと肌寒い時に何かと重宝します。
長袖と半袖タイプがあるので、ご自身のライドスタイルに合わせて選んで下さい。
ジレ(にわか雨、早朝・夕方や山ライドの備えにも
持っていくか悩む場合には、最低限の装備としてジレがいいでしょう。
撥水性を選べば、にわか雨程度なら問題ありません。
体幹のみの防護ですが、ここを守るだけで濡れによる冷えが変わります。
そしてポケットを圧迫することもないので、夏でも早朝・夕方や下り坂の備えにどうぞ。
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自転車での通勤通学なら、ズボンも防水性を
普段のライドなら上半身を守れば、活動時の熱で下半身は冷えにくいです。
でも通勤・通学時は、到着してもズボンがびしょ濡れなら意味がないですよね。
自転車に乗る際は、裾をチェーンに巻き込まない・汚さないベルクロ付きを選んで下さい。
雨の後はメンテナンスを忘れずに
雨のトレーニング後も、それで終わりではありません。
しっかり乾燥させないと、錆びる部分もあります。
チェーンの泥など、メンテナンスはしっかりしましょう。
洗車も忘れずに!