ロードバイク

【空港輪行】ツールドおきなわの注意点・失敗点を紹介|長期ライドに必要な装備【ロードバイク大会】

ロードバイクの沖縄レース大会「ツール・ド・おきなわ」に初めて参加しました。今後出場を悩まれている方へのアドバイス、飛行機での空港輪行の方法も紹介します。

  • ツールドおきなわの日程やコース、獲得標高などの概要、注意点は?
  • 長時間サイクリングに必要なもの、装備、補給について紹介
  • 現地までの行き方、ホテル予約の地域や準備すべき事、失敗点を紹介!

ツール・ド・おきなわ概要

ツールドおきなわは、日本ロードバイクの聖地といってもいい大規模な大会
サイクリストなら一度は参加を夢見るでしょう!

出典:tour-de-okinawa

2024年は11月9日(土)・10日(日)が開催日です。
海外プロや実業団の「国際ロードレース」、
アマチュアの甲子園とも言われる「市民レース」に参加・観戦するもよし!
50-173kmと距離を選べ、自然と触れ合う「サイクリング部門」に参加するもよしです!

僕は初参加なのでサイクリング部門、「やんばるセンチュリーライド173km」です!
市民レースに出て、時間で打ち切られたら二度と出ない気がしますし!(チキン)

やんばるセンチュリーライドのコース紹介

前半は前半は平坦、後半は地獄の山登りがメインのコースです。

ツール・ド・おきなわの種目であるやんばるセンチュリーライドの、距離や各山の標高がグラフで載っている。出典:tour-de-okinawa

合計上昇量2200mとただの173kmでないのがわかります。

11月の第二土曜日に行われますが、気温は25℃程度で半袖でも行ける温度です。

持ち物紹介(長距離ライドにも)

あくまでも今回のライドの装備なので参考程度にどうぞ。

  • 服装:サイクルジャージ、ジレ、手袋、ヘルメット、サングラス
    心拍センサー(もしくは腕時計)財布(チャムス)
  • バイク装備:サイコン、ボトル2つ、前後ライト
  • サドルバック:ガスボンベ、タイヤ予備、鍵、タイヤバー、応急パッチ
    工具、充電器
  • 補給類:ジェル2つ、プロテインバー1つ、カロリーメイト1箱、ウイダー1袋

ゼッケンと安全ピンも配られるため、買う必要はありません。

しかしかなり重いです。
エンドポイントではロードバイクで溢れ、鍵を使う機会がありませんでした。
さらに充電器も必要なかったでしょう。

念のためジレはもっていって良かったです。天候が崩れたり下り坂は地獄です。

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航空での輪行、宿泊地まで

ジェ〇トスターは微妙

航空でも問題なく輪行は行えます(追加料金あり)。

行きの便では「取り扱い注意」の登録をしてもらえてなかった気がします。
帰りの便で書いた署名を、行きの便では書きませんでした。。

また行きの便では空気を抜く様に指示がありましたが、帰りの便では特に指示もなく。
かなり空港によって対応の差があるように感じます。

メンテ工具は長さが引っかかるので、預け荷物に入れましょう!
またガスボンベは申請の必要があります。

輪行袋はエンド工具がグラつき、空港には向かない

輪行袋ではエンド金具がぐらつきディレイラーで支える形になることも。
空港搬送には向かないなと思いました。

後で調べてわかったことですが、クイックリリースレバーの位置が悪かったようです。

バスの荷物入れでも安定状態を保てずに倒れました。

ここでロードバイクとメンタルがブレイク寸前!

組み立てるまで状態がわからないので、かなり不安でした。
最悪大会に出れないのも覚悟しました!

何度も大会でるなら、担ぐのも疲れないですしキャスター付きが良いと痛感しました。

輪行袋も、それはそれで緊急時には役立ちますよ。
お金があるなら宅急便が一番楽です!

ホテルや航空チケットはお早めに

大会初参加だったので、当日の集合場所が直前までわかりませんでした。

どこにホテルをとるか迷っていたら、すでに満室のホテルもチラホラ!

大会本部に電話して聞きました。
名護市の「21世紀の森体育館」がセンチュリーライドの集合地点です。
ここ近くでホテルを取って下さい!

コンビニも飲み屋もドラッグストアもあるので、何かと困らない位置でした。

やんばる急行バス・高速バス(那覇空港〜名護市)

那覇空港からだと、やんばる急行バスが早くて安いです(1600円)。
高速バスは同じ時間でつきますが、やや高めです(2230円)。

どちらもおよそ1時間半程度で、「名護市役所前」に着きます。
目の前の大会本部ではゼッケンの受け渡しがされるので、乗り降りに便利です。

前日にゼッケンの受け渡しがあるので、本島の人も前乗りが基本となります。
参加Tシャツもこの時に配られますよ。

本部ではシマノのメカニックサービスがあるので安心です
空気入れもあり、ここで組み立てさせて頂きました!

大会前準備

ヘルメットにゼッケンシールを貼りますが、前面に貼ると良いでしょう。
写真購入時にゼッケン番号で、該当する写真が抽出できて便利ですよ。

側面に貼ると、識別できない可能性が高いです。
前面は風で吹き飛ばされる可能性も高いので覚悟しましょう。

あとは水を購入して、天候を確認して準備完了!
降水確率は50%とかなり微妙!

防水のジレを持っていくか迷ってましたが、翌朝に決めることに。

スタート直前まで

ジレをもって行くか悩みに悩む

さてセンチュリーライドは6:30までの集合です。

防水のジレを持っていくか最後まで迷いました。
同じホテルのライダーが持っていくというので、持っていくことに。
下り坂の冷えで、体力を消耗する可能性がありましたからね。

太鼓の音と共に走りだすのは、祭りのような高揚感がありました!

前半は平坦と雨

雨ヤバいです。
天気がもったのは最初の2-30分で。後はほぼ雨でした。
降水確率50%は何とも悩ましいですね。

平坦でも雨や海風があり、防水のジレがないと体の冷えから守れませんでした。

手袋も濡れて、グリップ力が保てない状況です。
雨だから視認性も悪く、ライトがあっても車に認識されにくいです。

猛者たちに揉まれて

先導の人は抜かない様にとのことでしたが、多分普通にヤバい人です。
勢いで一瞬抜けたとしても、淡々と坂でもスピードを保つので何時間もついていけません。

スタートが結構前にいたので、外国人とトレインを組むというスゴイ体験ができました。
平気で20分くらい鬼引きする剛脚、しかも強風で35キロとかでました。
前方の集団と僕の集合が別れそうになり、焦って足を使いますが追いつけず。。

距離にして45キロくらいでした。
ここで飛ばしすぎたのが原因か、山で足が全く使えませんでした。

まあ、山ではいつでも足が無くなるんですが!

女性でも早い人は本当に早いです。
多分スパルタンレースとかでてるような体力オバケもいました。

エイドの工夫

食事が取れるエイドは6か所です。
エイドがあっても、補給食は持って行った方がいいでしょう。

カボスの山!

確かに、エイドでカロリー摂取できます。
しかし補給したいタイミングが人によって違います。
練習の時から食べ慣れた物を準備しておくと良いでしょう!

あとはちゃんと給水時間を決めないと、必死で飲水を忘れやすいですね。

ドリンクを飲む努力が長距離ライドの秘訣と感じました。
プロでも時間や距離によって、補給を決めているみたいですね。

エイドが定期的にあるし、ボトルは一つでも足りそうです。
坂では軽くするため、二つも持ってられないと思います。
僕は後半の途中まで忘れて、二つのボトルともMAXでした

後半は苦行(上り)と難行(下り)

上りは無心で足を回すのに徹する

平坦でどれだけ勢いに乗ってても、壁にぶつかるのが後半です。
文字通り山という壁にぶつかります

大きな山が5つほどあり、合計約2200mの上昇量を上ります。
むかし徒歩で3時間かかって、登山した山以上の高さです。

上りがずっと続くので、頭は無になってました。
今後参加するときには、スプロケット11-34にしようか迷ます。

エイドで近くの人が話していた言葉が、ずっと頭の中で反響していました。
回し続ければいつか着くよ

そう、山は回せばいいだけ!スピードなんて気にしません!
ここにはどんなに遅くても、笑う人はいません。
お互いに周りは意識していますが、聞こえるのは駆動音だけです。

下りはジェットコースター

普段は地獄の登りの後は、下り坂でご褒美です。
しかし沖縄のアスファルトは珊瑚礁が混ぜてあり、乾いていても滑りやすいです。

濡れたらさらに滑りやすいです。
本大会は雨で濡れて、脱線覚悟のジェットコースターでした!

脚を虐められたあとは、ブレーキを握りしめすぎてが虐められました。
ディスクブレーキが欲しくなります。

もう景色とか周り全然見れないです。

前半もなんとなく海荒れてるなぁくらぃでしたが。
あ、ハブみたいな蛇が車に轢かれてて沖縄を感じました。

ちゃんと何キロ地点で上りがくるか、マップをロードバイクに貼ってる人がいました。
参考にしてエイドの度にネットで確認していましたが、やはり必要な準備と思います。

ゴール・その後

最後の5kmが見えた時は泣きそう、というか泣きました
ゴールの瞬間を写真撮ってもらえるので、あえて前走者と離れてゴール!

西から出て東から帰ってくるって、ホント凄いことなんだなって思います。

ゼッケンもらった受付で、完走の賞状貰って終わりはあっさりでした。
400円でラミネートできるので、小銭で400円だけ用意してもいいかもしれません。

後日に撮ってもらった写真をネットで購入できます。
いつも両手でバーを持ってる、地味なポーズばかりでした。
複数買う予定の方は、カメラを見つけたら積極的にポーズを変えましょう

山の数だけ心が折れてリタイアを考えました。
しかし、その分ゴールに着いた時の達成感は格別ですね

クセになってまた参加したくなりました!
来年はあなたと走れることを楽しみにしています!
何かとジレに助けられたライドでした。

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