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高性能ゆえの落とし穴?マックオフのシーラントを使用したレビュー|ロードバイク

新しい「ロードバイク用」Muc-Offのシーラントは優秀。でも優秀が故にデメリットも!
メーカー推奨の方法で補充してみたところ、予想外の工夫と注意が必要だと実感しました。初めての人でも失敗しないよう、画像入りで詳しくレビューします。ぜひ参考にどうぞ!

実際にタイヤに注入してみた課題点【レビュー】

メーカー推奨の入れ方は、ソフト容器からの直接注入です。(詳しい方法はこちら
しかし、シーラントには注意点があったので紹介します。
ロードバイク用のシーラントとして、優秀である前提なのであしからず。

シーラント量のメモリが見づらい

容器についたメモリで、シーラントを補充量が分かることは知っていました。
しかし入れる直前。よくよく見てみると、何かがおかしい。

これはどうなっているのだろう…?メモリがいまいちよくわからない。
最上下のメモリから、1メモリが5mLであることはわかります(HPからも確か)。
なぜか長いメモリは、50mLごとではありません。

そして連続する「←40mL→」「←30mL→」は何を指しているかわかりません。
なぜ矢印は2ー4メモリごとについているのだろう?
これは注入が終わって、ブログを書いている時にわかりました。画像の様になりそうです。
逆さにするので、画像の上(容器の底)から水位が下がります。
長いメモリは40mLごとで、矢印はそれを示しているようです。矢印が短い!
1回目、2回目の注入の目印になっているよう。

40mL、40mLと表記が続くのは、毎回メモリを数えなくて良いようにですね。
しかし、下記の様にシーラント量はタイヤ幅で変わるのです。

  • 23-25C: 40-50ml
  • 28C: 60ml
  • 30-45C: 70-80ml

つまり細いタイヤの、40mLは最低限の量となります。グラベル幅なら2回分。
30mLのメモリは継ぎ足しの目安でしょうか。

長いメモリが50mLごとでなく、枠にはまらない感じが海外感を感じます。ちなみに英国。
しかし初見では難しい!
ご覧になっている方は、これでもう間違えることはないと思います。
難関を1つ突破!

バルブ孔から、シーラントが漏れるおそれ

シーラント容器の口は固いプラスチックで、もちろん変形しません。
画像のようにバブル孔に被せる大きさで、接続しても微妙に隙間が生まれます。
普通に入れていれば問題ありませんが、勢いが良いと零れやすいです。

零れてもいいように、ウエスなどで拭きとれる用意したいですね。
接続部を手で抑えていましたが、僕は結局シーラントが漏れてしまいました。
(次の項目の問題がそうさせたかもしれません)

大容器ボトルに付属のホースなら、バルブと密封できて零れる心配はなさそうです。

バルブが詰まる問題

注入の途中から押す力を強めても、シーラントが入りにくくなりました。
接続をはずすと、ピンクの粒子がバルブからはみ出ています。こ、これは…。
とりあえず一般的な空気入れで、タイヤに空気を入れてみます。数回で高気圧に!

嫌な予感がしたのでチューブレスバルブを外すと、画像のように穴が塞がっていました。
シーラントの竹粒子と、フレーク状の天然鉱石が機能したのでしょう。パンク性能は上々。
CO2ボンベで入れなくてよかった!

詰まった穴の貫通作業をします。
手持ちの六角レンチは短くて、詰まった粒子には届きません。
綿棒は太くて入らず。

どのご家庭もにある(?)クリップを伸ばして貫通させることに。
画像のようにボロボロと粒子が出てきました!
シーラントバルブの穴もしっかり確保できました!これで空気が入ります。
固まったシーラントで、もともとバルブが塞がりかけの可能性も考えられます。
2本目は新しいバルブに替えましたが、それでもだめでした。

容器はしっかり振っていましたが、補充時に粒子が沈殿しやすいのでしょうか。
良く考えたらパンク穴7mmまで塞ぐのに、内径4mmのバルブに注入は難しいかも。
バルブから注入する方法は、簡単にみえますがコツが必要なのかもしれません。

失敗から学ぶ、おすすめの補充方法

容器からバルブに入れるのは、「詰まりやすく接続部の隙間からも漏れやすい」印象です。
そのため僕のおすすめのシーラントの入れ方は、未だに開封したタイヤからの補充です。
シーラント除去のために、タイヤを開くはず。そこに新シーラントをいれましょう。

もちろん、タイヤの隙間から漏れる可能性はあります。
一番漏れやすいのは、「バルブからの補充」と変わらず空気を入れビートを上げるとき。
インフレーターやCO2バルブで、勢いよく入った空気がシーラントも溢れさせます。
シュワルベのタイヤは、普通の空気入れでビートがあがります。感動しますよ!

それでもマックオフを使いたいと思った理由

今回は何かと勝手がわからず慌てました。
つまりマックオフの問題点は、補充時のものです。
懐(タイヤ)に入れてしまえば、頼もしい味方なのは間違いないと思います!

他のチューブレス用シーラントでは、ローラー台関連で痛い目に遭いました。
また、シーラントがこびりついたタイヤの掃除はかなり大変です。

しかしマックオフのメンテしやすさは、前回の記事で実証済みです。
乾きにくく、掃除もしやすい!
シーラントの耐パンク性能も、図らずもバルブの詰まりで実感できました!(笑)

洗剤やコーティングなど、他のマックオフ製品にも満足しています。
入れ方の工夫さえすれば、マックオフのシーラントも性能面はかなり信頼でると言えます。
あとはシーラント追加時の補充方法ですね。探りながら今後も使い続ける予定です。

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総レビュー:パンク性能は高評価、でも“入れ方”に要注意!

初めてのマックオフ・シーラント。
使ってみて分かったことは、その性能ゆえに補充には注意が必要なこと。
でも、それを乗り越えればかなり心強い味方になると感じました。

この記事が、あなたのチューブレス導入を快適にする一助になれば嬉しいです!

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