ロードバイク

【琵琶湖一周】初輪行でビワイチがオススメな理由とは|失敗点・必要な装備品を紹介【ソロライド】

これから初輪行・初長距離ライドに挑戦したい、と悩んでいる方におススメです。

ビワイチでのロードバイク初輪行は失敗ばかりでした!
しかしそんな僕でも、ビワイチを選んで良かったと思います。

ビワイチを選ぶべきポイント

  • 3つの距離から選べ、宿泊場所やレンタルサイクルもあり初心者に優しい
  • 車・バイク用に無料駐車場があり、スタート地点に困らない
  • ルートに沿って線路があり、輪行ならリタイアしても帰れる

必要な装備や、失敗から学ぶ体験談を紹介します!

ビワイチとは琵琶湖を一周するライド

日本最大湖である、滋賀県の琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」。

ビワイチのコースマップ。走りやすい道や峠超えのルートまで詳細に載っている。出典:びわ湖一周サイクリング

琵琶湖大橋でわけられた「北湖」と「南湖」と呼びます。

  • 北湖だけを完走する「ビワイチ」は、約160km。
  • 北湖と南湖どちらも完走する「フルビワイチ」は、約200km。

レンタルサイクルもありますので、「南湖」の40kmで体験することもできますよ。

サイクリングルートが道路に書かれているので、ルートを知らなくても走り切れます
ポイントによっては「上級」と「初速」コースに分かれているので、家族でも安心です!

出典:びわ湖一周サイクリング

北端に山超えがありますが、基本的には平たんなルートで初めての長期ライドでも安心。

サイクリストに優しい宿も多いため、宿泊して滋賀県の名所を巡る旅もいいですね。

初輪行で「ビワイチ」はリスクが低いから

輪行」とは、自転車をパッケージして電車・飛行機などで現地に行く方法です。

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今まで長期ライドは、現地まで車で行ってました。
しかし、輪行ができるようにならないといけない状況になりました。

なぜなら、僕はのちのち「ツール・ド・おきなわ」に初参加する予定がありました。
本州に住んでいる僕は、沖縄は空港にて輪行は不可避です。

そんなわけで、一度輪行チャレンジしてみることにしました。
僕が初輪行を琵琶湖に選んだのは、下の理由です。

  • 琵琶湖を囲むように線路があり、走行不可になっても途中で帰れる
  • 北湖160kmで、大会のコース173kmとほぼ同じ距離である。
  • 知人にビワイチは最高と聞いたから!

単独での大会参加のため、誰の手も借りれません。
ビワイチは複数回パンクなど不慮の事故で、立ち往生になっても帰れる保険で安心ですね。
修理工具・消耗品などの装備のシミュレーションにも良かったです。

そしてやはりビワイチは最高でした!

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行き方・出発地点は方面による

上で触れたように、琵琶湖を囲むように線路があるためどこからでも開始できます。

琵琶湖へ行くルートが書いてある。東京や大阪からはJR線路や新幹線に乗って、大津、守山、米原に行ける。また中部国際空港から移動方法も載っている。出典:びわ湖一周サイクリング

関西方面の方は、「大津」からの開始が人気なようです。

僕は関東方面なので、「米原」経由で「彦根」からスタートしました。
米原駅よりも彦根駅の方が、湖に近くて助かります。

車の方のために「守山」では駐車場の無料開放エリアもあります。

初輪行は失敗だらけ

電車は愛車が邪魔にならないよう、始発に近い便に乗りました。
しかし、それなりに混んでいて、バイクを置く場所の確保が大変でした。

ちょっと申し訳なさが出てしまいますね。

そしてビンディングシューズで、重さ10kg程度を運ぶのは大変です。
移動用のサンダルがあっても良かったです。

そして軽装で行きたくサイクリングジャージのままでしたが、ちょっと目立ちます(笑)
夏のためクーラーがガンガンでお腹が冷えそうでした。

さらにイヤホンを忘れてかなり萎えました。
忘れ物はライドができないこともあり注意です。
充電器は持たなかったので、スマホをいじりたくなかったのですが暇でいじります。。

  • 忘れ物がないよう、輪行の装備確認はちゃんとしましょう!
  • ビンディングシューズだと、ロードバイクを運ぶのは大変。
  • 現地駅でロッカーを使えば、サンダルや上着が使えて移動時に便利。

これは良い学びでしたね。
大会前に輪行して良かったです!

まずは、彦根駅と湖の間にある「護国神社」に着きました。

最後にまた帰って来れるようにお祈り。

ここを出発地とする!

失敗を吹き飛ばす、最高のビュー

失敗続きで、開始前からヘコみまくってました。

しかし視界が開けて一面が湖なのだから、これは最高の予感。

あ、最高です!!

顔が緩んで仕方なかったです。

見える限りの湖を、これからすべて走り抜けるのです。
そう思うと、これからやろうとしていることの壮大さが見えました。

湖により近い左側を走るため、湖を反時計周りに走るルートが作られています。

湖を見るために左を向きすぎて、首が痛くなりそうでした(笑)

左むけば開けた湖、右向けば広がった田んぼ。

最高です。

湖が見えず、田んぼの中も通るけどこれもよい。

大変なのは、山やトンネルの多い北端

特に、ライドの山場となるのは北端の「木之元~塩津~永原」でしょう。
山登りがあるだけでなく、トンネルが多いです。

トンネルでは、ちゃんとライトを着けましょうね。

車がスレスレを通っていくので、慣れてない人はメンタル的にもキツいかもしれません。
栄えている交通の激しいポイントは、迂回の低速ルートもあり自転車フレンドリーですよ。

コンビニが近くになく、補給や休憩も計画的にするべきです。

ハンガーノックには気をつけましょう!

長浜市の激しいルート転換に動揺

同じく北端の県道557号。

このまま真っ直ぐ進むと思う道です。
なんの疑いもなく通り過ぎました。

が、これはひっかけ!(笑)

カミソリカーブもビックリの、ブーメランの様な軌道でUターンを要求してきます!

見て下さいこの芸術的なカーブを。

ビワイチのブルーラインが急旋回しているのを理解してもらうための写真

キリもみ回転かと!

北西あたりは、特にこういったポイントが多く注意です。

県道514号でも左道の奥からきて、脇道の右道へクイックターンを決めます!
ライド時は整備中だったので、今はマシになっているかもしれません。

すぐ視界から消えたり、擦れて消えかけポイントがあります。
角曲がり切らないと、次のブルーラインがわからないところもあります。

見失ったと思ったら、すぐに止まって周りをみましょう。

特に北西あたりは青矢印くんを探すになります。

装備と余裕があればマップの登録を忘れずに!

おじライダーと貴重なトレイン走行

途中で信号で何度も合ったおじさんと、いつの間にかトレインを組むことに。
気のいいおじさんと引っ張り合えてよかったです。

単独と決めて意気込んだライドですが、思わぬ出会いもいいですよね。

関西から車で来たらしく、ピエリ守山の無料駐車場で別れまた単独ライドに。

大橋からの眺めも最高です!

あれだけでも見に行く価値ありますよ。

大橋の写真はないので代わりに有名な銅像を

大橋を超えると、彦根まではあと50km程度!
そこからが長いんです。だってあと1/3ありますし。
しかしその時はよゆーって思って、かなり飛ばしてました。

はい、ただのアホです。

下手に心拍数を乱すのは良くないです!

見事ヘタれました。
頭の中では「登山は9合目が半分と思うべし」的な言葉がリフレインしていました。

開始地点へと戻ってくる感動

最後はヘトヘト、汗はベトベト。

補給するのも飽きていました。

でも彦根の「護国神社」を北に行ったのに、南からまた辿り着けた感動はすごいです!

最初と同じ写真じゃないです、夕に撮った写真です.

やって良かった・・・。

見渡す限りの湖。とてつもない広さ。

これを走破できたって、目で見て感じられる達成感といったらないです。

見えていた高い高い目標を突破できました。
サドルに座りすぎて、帰る時にはずっとお尻に何か当てられている感じでした(笑)

汗はタオルでいただけで電車に乗ったので、汗拭きシートはあれば良かったです…

安静時消費カロリー、運動消費カロリー、合計カロリー、推定発汗量が載っている。ガーミンでわかる消費カロリーと発汗量

家の快適さや、ありがたみがわかるライドとなりました。

総評・失敗点から学ぶこと

ガーミンでの記録をふりかえって

実際の北湖ライドは、距離152.89kmで上昇量547mでした。
少し短かったのは米原ではなく、彦根出発のせいでしょうか。

やはり北端の山以外は、ほぼ平坦ですね。
ビワイチのルートの距離、上昇量がグラフで載っている

ガーミンのルートを持っていなくて心配でした。
しかしブルーラインがあるので、それを辿れば初心者でも走り切れますよ。

気が向いたら200kmフルビワイチと思ってましたが、辞めてよかった・・・。
1日はキツイのもありましたが、いきなり泊まって50-60kmだけ走るのも微妙ですし。
(いざという時のために、宿泊セットは持ってきていました)

明確な目標をたてて装備を考えよう

北湖160kmか、フルビワイチ200kmにするか迷っていたので装備が入念すぎました。

大容量サドルバック「トピーク(TOPEAK)」での重装備はいらなかったです。
使いたかったのもありますが。

衣類やレインコート、輪行袋もあり、重みでサドルバックがタイヤに擦れました。
今行くなら、日帰りと割り切って装備はこうなりそうです。

  • ボトルケースにはボトル2つ
  • 修理キット・充電器は小型サドルバック
  • 輪行袋・補給食はジャージポケット

補給しにくいエリアがあるので、ボトルは二つ欲しいです。
泊まるならその場で買えばいいですし、着替えは除きます。

補給食はなんぼあっても良いですね!

雨をしのぐなら、ポケットに入る撥水ウインドブレーカーだけでも良さそうです。

お金は一万円もいりませんでした。
やっぱりスマホで一つで、駅でもコンビニでも購入できる時代はいいですね。

あ、それでもチャムスポーチに500円入れておいてよかったです。
補給場所が自販機だけでも、一万円を崩さずに済みました!

ポケットが満杯なら、僕はスマホとチャムスポーチはセキュリティポーチに入れます。

長期ライドは、体への負担軽減の対策を

長期ライドとなると、次のことが問題となります。

  • 紫外線による体力消耗
  • 補給不足によるハンガーノック
  • 振動による腕やお尻のダメージ

肌の露出を減らすことや補給食で、上二つは対策ができます。

振動による体への負担をなめてはいけません
やっぱり振動を受け続けるとお尻が痛くなりますし、体力が消耗します!

チューブレスレディタイヤや幅28Cタイヤを履いている今は、もっと楽にこなせそうです。

とはいえ一回もパンクしなかった、さすがコンチネンタルタイヤです!

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複数ライドの楽しさも捨てがたい

今回は単独ライドということで、食事はコンビニのみです。

もっとカフェとか巡りたかった
彦根駅下にあるカフェはオシャレで朝行けば良かったです!

各所をゆっくりまわる、複数ライドも捨てがたいですね。

輪行時にはちゃんと、収納の練習をしてから望んで下さいね!

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