ロードバイク

【後悔なし】Retül Fitフィッティングはロードバイクのペダリング効率上昇、速度向上にオススメ!

独学のフォーム調整は限界があると痛感しました。
科学的根拠に基づいたSPECIALIZEDのバイクフィットは下の人にオススメです。

  • ロードバイクのポジショニングにお悩みの方
  • スペシャライズドのリトゥールは興味があっても、高い料金でお悩みの方
  • 効率良いペダリングで、巡航速度を上げたい方
  • 長距離ライドに向けて、故障防止したい

トレーニングで体を無理やり矯正でなく、自然と疲れにくいフォームへ誘導されました。
約三万円かかりますが、一発で決まるので時間も経費も総合的にはかからないと判断。

これで長距離ライドは故障なく完走できましたし、受けて後悔していません

故障を経てプロの調節を受けることに

出典:specialized

ハンドルを下げると、やはりカッコよくスピードもでそう!
昔はそういった考えで、コラムをガンガン抜いていました!

普段の一時間程度のライドなら、問題はありませんでした。
しかし、100kmを超えのある長距離ライドで左腰に痛みが!

整体に行くと、両脚の脚長と筋力差をカバーするために左側を酷使していたとのこと…

また僕のロードバイクは完成車であり、100mmのコラムが長く感じていました。
そのせいか、前乗りになっており股の局所に鈍痛があります。

さらにはツール・ド・おきなわという、過酷な長距離ライドに参加を予定していました。

様々な問題を抱えていたため、一念発起してフィッティングすることに。
何回もコラムを買ったり時間をかけないので、時間も費用も総合的にはかからないです。

現在もフィッティングして後悔していません!

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傷病歴・目標を確認し、柔軟性にあわせてフィッティング

聴取により情報収取

出典:specialized

まずはフィッターと面談では様々な確認をしました。

  • 気がかりな箇所と傷病歴
  • エクスペリエンス(運動・サイクリング歴、運動強度)
  • フィッティングしてのゴール

ここで素直に脚の左右差や、腰痛の話をしました。
さらに僕の目標は、170kmのライドで故障なく完走できることと伝えました。

目標が速さを求めたフォームでは、全く別の調整になったでしょう。

身体的特徴の検査

様々な関節を動かし、可動域を測定しました。
また片足でスクワットすることで、安定性も測定されていたようです。

  • 坐骨結節幅
  • 足(前足部の角度、足の構造、アーチ、足首の背屈・底屈)
  • 脚(ハムストリングの柔軟性、股関節屈曲、脚長差、腸頸靭帯)
  • 脚二(膝屈伸での安定性、大腿四頭筋、股関節屈筋)
  • 上体(立位体前屈、脊柱の位置、骨盤の水平度)

僕は「土踏まずがない足底」と思っていましたが、中程度のアーチがありました!
これは筋肉で、アーチが判らなくなるからとのこと。

そして脚長差は5-10mmと、やはり左脚が構造的に短いのがわかりました。

クリート位置の調整

出典:specialized

足の親指と小指の付け根を確認し、クリート位置を調整してもらいました。
僕は調整していたつもりでしたが、かなり上にクリートが着いていたと判明。

フィッターはシューズ底のメモリをガンガン無視して、かなり下につけています!

多くの人はサイズより大きめを買いがちなので、しっかり試着しましょう

さらには足は開くため、若干つま先を外側へ向くように装着すると良いそうですよ。
スクワットなど力が入る動作は、足を開くと力が入りやすいため納得しました。

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インソールの導入

出典:specialized

一般的に小指よりも、親指側に隙間がある人が多いとのこと。
SHIMANO製以外では、標準装備で親指側が厚くなるシューズもあるらしいです。

僕はSHIMANO製のため、インソール導入で力が入りやすいのを感じました
(BODY GEOMETRY INTERNAL WEDGES 2PK オレンジ内反)

約1500円でかなりの高コスパと考え、フィッティング前から購入を決意しました。
シューズとインソールだけで受けた価値がありました!

インソールの厚さで、脚長差をカバーできるそうです。
(僕は加えるほどではないそうです)

specialized製のサドルを試乗できる

出典:specialized

坐骨結節幅からは、今までのセライタリアSLRサドルでも問題なさそうとのことでした。

しかしせっかく体験できるならと、スペシャライズドのサドルをお借りしました。
こちらも後ほど気に入って購入しました!(POWER EXPERT WITH MIRROR

ホント商売が上手です(褒め言葉)。

モーションキャプチャーをつけての走行

ロードバイクからも情報収集です。
サドル高やハンドルとの高低差などを、フィッティングバイクに反映させます。

出典:specialized

そして体中にモーションキャプチャーをつけて、最適なポジションを見つけます。

このモーションキャプチャーが、シールなので汗で取れる取れる。
取れるたびに中断なので、冷や汗でまた取れる悪循環でした!

フィッティングバイクを台ごと反転させて、左面や右面を撮影です。
フィッターはうんうん唸りながら、キャプチャーを微調整したりパソコンを弄ったり。

そして3時間かけて、最適なポジションを弾きだしたのです。

せっかちな僕ですが、自分の体の事やウンチクなど聞いてあっという間の時間でした。
その結果を次項で発表します!

フィッティングしてのポジション変化

フレームとしての変化

出典:specialized

ロードバイクの大まかな変更は次のとおりです。

  • ステムを100mmから70mmまで短縮し、水平距離を短く
  • サドルを8mm下へ、角度を-5度前傾へ。
  • コラムスペーサーを0枚で、ハンドルを低く。

つまりは、もっとゆったりとしたフォームにしろと言うことですね。
わかってはいましたけど、数字として出されると何も返せません

コラムスペーサーは抜きましたが、サドル高も下がるため高低差は小さくなりました。
これは長距離ライドのフィッティングなので、レース向けならまた変わるでしょう。

身体的な変化の考察

ここからは、各部位の細かな変化と考察を書き連ねます。
あくまで考察なので、ご指摘あればお願いします。
興味がない方は、「フィッティングによる恩恵」項目まで飛んで下さい。

背中角度を大きく、肘角度や前腕角度を小さく

元々は上体を前方に投げ出すような体制で、水平に近い状態でした。
ステムを短くし上体を上げることで、自然と楽になりやすい体制になりました。

下ハンドルのキツさがなくなり、握る頻度が多くなりました!

最低時の踵角度と、膝からペダル軸への距離が小さく

これは高すぎたサドルを下げたためですね。
ペダリングに余裕ができたと考えるべきでしょうか。

これにより左側の酷使が少なくなったと考えます。

膝角度屈曲と膝角度伸展が大きくなった。

これもサドルを低くした影響でしょうか。
脚を伸ばしきる動作がなく、より複数の筋肉が関与できるようになったと考えます。
その代わり、体重をペダルに乗せる俊敏な踏み込みは少なくなったといえます。

股関節の垂直距離が小さく、横方向距離は変わらず。

垂直距離が少なくなり、上下のロスが少なくなったと考えられます。
無駄のないペダリングに近づけたのは嬉しいですね

足の旋回平均率は変わらず、膝が上下した時の横方向距離が少なく

膝の横ブレが少なくなり、膝への負荷が少なくスムーズなペダリングになりました。
さらには故障の原因が一つなくなったと言えますね。

目安はわかりませんが、旋回平均率が大きくまだまだ上達の余地があります。

旋回平均率で青クリート赤クリートへ変更を考える参考になりそうですよ。

膝の上下する軌道角度は変わらず、足からの膝や股関節の横方向距離は離れることに

膝や股関節の横方向が大きいと、軌道角度が変わりそうですが変化ありません・・。
そしてクランク等の変化がないのに、横方向距離なぜ変わったのでしょうか。
クリート位置が影響を与えたのでしょうか。謎は深まります。

左右ケイデンスの差はほぼなくなることに。

左右で別々にケイデンスを測ることが出来るなんて驚きです!
上死点から下死点までの速度を測っているのでしょうか。

「最低時の踵角度と、膝からペダル軸への距離」に余裕ができたことが影響してそうです。
左側を酷使するポイントが少なくなったことが、数字で裏付けされていますね。

またクランクやハンドルは、一回り小さいのも良いのではないかとのことでした。
こういったアドバイスも今後の参考になるので嬉しいですね。
完成車は外国の方の体格に合わせて作られているからでしょうか。

こうやって数字で改善が可視化されると、故障しにくい実感できて嬉しくなります!

フィッティングによる恩恵・実感

長距離が故障なく走りきることができる

一番は「ツール・ド・おきなわ」の170kmを故障なく走り切れたことが大きいです。

今まであった腰痛はなくなりました!

股の局所へ、鈍痛がなくなった

元々はステムが長く、それに合わせて常に前のめりになっていました。
サドルの細い部分が局所にダイレクトアタックしていたとのことです!

さらにはサドル変更の影響もありますね。
安心して体重をかけることができます。

最初の印象は、かなり重く加速しにくい

サドル高を下げたことで、体重をかけたペダリングが出来なくなったからでしょう。
また元々はクリートが前になっていて、速筋としてのふくらはぎ優位だったから?

大きな筋肉を連動させる方法が拙かったのもあるでしょう。
慣れてきたら巡航速度は上がってきました!

平均ケイデンスは上がったのに、心拍数が上がりづらい

元々は平均ケイデンス85-90程度でした。
今は平均ケイデンス100程度を維持できます。
さらに心拍数は170-180まで上がってましたが、今は心拍数は上がりづらくなりました。

ペダリングが重い印象があっても、複数の大きな筋力を使えるからでしょうか。
またペダリングが効率的にできるようになったこともあるでしょう。

ライド後の疲労感が減った

以前は走った後には脱力感・疲労感があり、あまり活動的に行動できなかったです。

速筋に頼らない大きな筋肉で、心拍数もあがらず体への負荷が減ったのでしょうか。
これはレーシーなポジションで無くなったこともあるでしょう。

もちろんペダリングのロスが少なくなったこともあるでしょう!

さいごに

値段として3万もしましたが、これだけの恩恵があったので後悔していません
プロに任せて良かったです。

コラムスペーサーは0枚なので高低差はこれ以上出せません。
これはフレームサイズの限界でしょう。

むしろ脚が長さの限界???

巡航速度を上げたい人だけでなく、長距離ライドで故障したくない人もぜひ試して下さい。

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