2025年9月、Garmin(ガーミン)から新たにEdge 850とEdge 550が登場しました。
従来のミドルレンジモデルと比べて進化した点もあれば、正直に言ってデメリットも。
ここでは旧モデル「Edge 840」「Edge 540」と比較しながら、購入すべきかどうかを解説します。

上位モデル:Edge 840 / 850 の比較
Edge 840 Solar
- タッチスクリーン搭載
- 2.6インチスクリーン
- 稼働時間:ノーマル版 約26時間、Solar版 約32時間
- 重量:84.8g
- 価格:¥85,800
最上位「Edge 1050」と比べると、価格も重量もぐっと抑えられます。
さらにソーラー充電を備えているため、ライド中の電池残量を気にせず安心。
ロングライドや泊まりがけのツーリングで、その実力を発揮するモデルです。
Edge 850
- タッチスクリーン搭載
- 2.7インチスクリーン(高解像度)
- 稼働時間:約12時間(大幅に短縮)
- 重量:113g
- 内蔵スピーカー / Garmin Pay / バイクベル機能
- 価格:¥85,800
高解像度の大画面やGarmin Pay、内蔵スピーカーなど、これまでになかった機能を搭載。
ただし稼働時間は約12時間と大幅に短縮され、ロングライドでは不安が残ります。
「新しいコースで安全性や快適さを優先したい」ライダー向けの選択肢といえます。
さらに一番の魅力は、内部の新しい機能の搭載でしょう。
新モデルの充実した「サポート機能」の詳細はページ下部をご覧ください!
ミドルグレード:Edge 540 / 550 の特徴
Edge 540
- ボタン操作モデル
- 2.6インチスクリーン
- 稼働時間:約 26 時間
- 重量:80.3g
- 価格:¥63,800
上位モデルの便利な機能をしっかり持ちながら、価格は手頃。
ナビゲーションやワークアウト機能を十分備えています。
趣味ライドからトレーニングまで幅広く対応できます。
初めてのサイコン選びに迷ったら、このモデルを選べば後悔しません。
Edge 550
- ボタン操作モデル
- 2.7インチスクリーン(高解像度)
- 稼働時間:約12時間
- 重量:110g
- 価格:¥71,800
ボタン操作の使いやすさはそのままに、高解像度の2.7インチスクリーンを搭載。
しかし駆動時間はEdge 540の半分程度となり、日帰りでの運用がおすすめ。
短距離メインのライドや休日サイクリングであれば、快適に使えるモデルです。
新モデルを買うべき理由
Edge 850/550は、ナビ機能の強化と操作性の向上により、従来機種から進化しました。
旧・新モデルに共通する機能

- GNSSマルチバンド
- ClimbPro
- 内蔵地図
- アクセサリー対応(スピード・ケイデンス・心拍・パワーメーターなど)
ガーミンは「ナビゲーションシステム」が充実。
精確な位置検知に加えて、山の勾配や残り標高などから戦略的に攻めることができます。
新モデルは、実は欲しかったサポート機能が搭載されています。
ロングライドで欲しかった新機能
補給アラート

意外と忘れがちな「給水と栄養補給」。
トレーニング・体力レベルや気候を元に、必要な炭水化物量や水分量をアラートで通知。
ロングライドで気をつけたいハンガーノック予防が嬉しいですね。
リアルタイム天気情報

ライドの途中に、雨に降られたことがありませんか?
スマートフォンと連携することで、雨雲レーダーや風向きなどを走行中に確認可能です。
これで降られる前に、休憩所を見つけることができますね!
GroupRide機能

仲間とはぐれた時ってどうしてましたか?
パンクしても気づかず置いて行かれることも。インカムが欲しい時もありました。
最新モデルなら位置情報のシェアや、メッセージやり取りが可能です。
ヒルクライムのリーダーボードなど、グループライドをより楽しく便利にします。
道路の危険箇所共有

高速域では迫る危険個所で咄嗟の対応ができません。
Edgeユーザー同士で危険箇所を報告・共有でき、接近時にはアラートが発生。
これまでEdge 1050限定だった機能が利用可能になり、安全性が一段と向上しました。
参照:ガーミンHP
まとめ:買うべきかどうか
新型Edge 850 /550は、画面の見やすさとサポート機能が充実しました。
これにより快適性と安全性が大きく進化しました。
ただし稼働時間は旧モデルに比べて短く、ロングライド中心の方にはやや不安が残ります。
日帰りサイクリングや、仲間とのグループライドを楽しみたい方には魅力的な選択肢となるでしょう。


