CANYON ロードバイクの組立は、組み立て初心者でも思った以上に簡単にできました。
しかし、説明書を見ても迷う点や注意点があります。
具体的な組み立てのポイント、ライド前にやるべきメンテナンスも紹介します!
準備編:あると良いツール
基本的には、家に工具がなくても組み立てができます。
CANYONではロードバイクに付属して、トルクレンチとグリスが付いてくるためです。
しかしロードバイクを走らせるためには、必要なものがあります。
シマノ ペダルは別途購入(キャニオンではLOOK製のみ)
キャニオンのサイトでは、Look製ペダルだけ同時購入できます。
そのためSHIMANO製のクランクでも、適応ギアとして紹介されるのLook製のみです。
シマノ製ペダルが欲しい場合には、事前に用意しておきましょう!
取り回しの良い トルクレンチ
バイクのネジは規定内の力でないと、カーボンフレームが割れることも。
付属のものは、最低限のトルクレンチです。
バイクの組み立てはできますが、かさ張り使い回しが難しいです。
ボトルケージの装着は、狭い箇所なので付属トルクレンチではできませんでした!
そしてサドル固定ネジのトルクは15mnですが、付属レンチでは15mnまでが限界です。
サドルは装着済で届きますが、位置や角度の調整には必要ですね。
そして忘れてはならないのは、ペダルの装着。
ペダルの取り付けには8mmの六角レンチが必要でも、キャニオン付属品にはありません。
(ULTEGRAやDURA-ACE、LOOKペダルはペダルレンチで組み立てられません)
今後のことも考えると、精度が高く取り回しの良いアーレンキーが欲しいものです。
ペダル装着やメンテナンスを考えれば、駆動用のグリスがあっていいですね。
組み立ての簡易さ(初心者でも対応可能)
組み立て経験なくても、2時間弱で完成できました。
数日かかるかと思いましたが、仕事かえりにサクッと終わらせることができました!
必要なのは、サドルとハンドルの装着のみです。
キャニオンサイトには組立動画があります。
配送品には「クイック スタート ガイド」が付いています。
初心者でも安心して取り組めますね。
しかし、一部どうやって組めばいいか迷う点があります。
ここからは、注意点やポイントを説明していきます。
それでも心配な場合は「メンテナンス対応プロショップ」へ持ち込みも考えましょう!
出典サイト:CANYON(メンテナンス対応プロショップ)
ロードバイクの組み立てポイント(アルティメットの場合)
必要なパーツ・付属品が揃っているかチェック
まず中身がそろっているかの確認。
散らかした後に、揃っているか探すのは大変ですからね。
ちなみに、図の右欄のペダルや空気入れはありません。
確認すると、なんと前輪用のスルーアクスルが見当たらない!
段ボールの隙間にあるかと、隅から隅まで探しました。
入念に探した結果、スルーアクスルはフロントフォークに止まっている…。
段ボールで包まれているので、見えづらかったようです。
説明書と異なる部分があるようですね。
ハンドルの装着(パーツの種類名に注意)
ハンドルについての最初のページがこちらです。
が、すでにコックピット部分は既に装着されていました。
そしてグリスも塗ってあります。なぜ??
よく見ると左上には「CP0030」と書いてあります。
僕のハンドルは「CP0018」で異なる。次々ページには、CP0018の文字が!
図と入っている僕のバイクは同じ状態。
つまりはハンドルの種類で、見るページが違うようです。
図でわかりやすくなっていますが、意外と文字にも注意が必要ですね。
バーテープは初めから巻いてありました。
ハンドルは幅調整ができます。ハンドル幅って通常は選べないので地味に嬉しいですね。
フォークコラムカット不要の高さ調整も外観を損なわないので好きです。
装着ではネジが舐めないよう、フレームを傷つけないよう細心の注意です。
そのため、できるだけカバーは付けたまま組み立てがおすすめ。
上を向きながらのネジ巻きは難しいので、車体を逆さにするのもありです。
サドル装着(シートポストにアッセンブリーペーストを塗るか)
画像の上は僕が持っているもの、下はキャニオンサイトに記載されているものです。
手元にある説明書では、シートポストにカーボン用グリスを塗ることになっています。
サイトの説明書は全く逆で、塗らないように書いてあります。
どっちを信じればいい?
ずばり一番最新の説明書が正しいと考えるべきでしょう。
説明書の裏表紙、もしくは最終ページにバージョンが書いてあります。
数字が大きいバージョンが最新といえるでしょう。
右項の「033-V04」がバージョン番号でしょうか(左項は年月日??)
3つの文字列がありますが、どれも上の送付された説明書が大きいです。
つまり僕のモデルは、シートポストにはアッセンブリペーストを塗るべきですね。
ネットでも調べてみましたが、やはりアルティメットは塗るべきのようです!
困ったり疑問に思うことは、サイトでチャット相談もできるので活用して下さい。
説明書には書いていない注意点
タイヤやディスクブレーキにシールがついたまま
新品の証拠なのか、各所にシールが付いたままでした。
確認できたのは、下の部分です。
- タイヤとホイールの間
- ディスクブレーキの隙間
- コラムとフレームの間
Tシャツについたタグのように、他人からはカッコ悪く映ります。
すぐに外しましょう!
チェーンは外れたまま
リアディレイラーやチェーンガイド、スプロケットにチェーンは通っていました。
が、フロントディレイラーからは外れた状態でした(僕のだけ?)。
しっかりテンションプーリーを押さえながら回転させ、チェーンを装着します。
ペダルを回しタイヤを回転させるので、メンテナンススタンドがあると簡単ですね。
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フレームのディテールチェックはしっかりと
組み立てが終われば、フレームのカバーがやっと外せます。
ここでやっと新しいロードバイクとご対面です!
塗装やフレームのひび割れなど、しっかりと検品しておきましょう!
フレームがひび割れて配送された例もあるようです。
配送前の製品不良には保証がありますが、早めの対応がスムーズでしょう。
駆動系やパワーメーターの状態も確認しておきたいですね。
僕のバイクは、特に問題ありませんでした。しっかり点検しましょう!
ライド前にやっておくべきメンテナンス
ここまでくれば、もうライドまでは目前です。
ライド前にやっておくべきことも抑えておきましょう!
防犯登録
ロードバイクは高級車です。
泥棒も盗めるタイミングを狙っています。
もちろん盗まれない用意が必要ですが、もしもの備えは必要です。
防犯登録をしないと、警察で所有者の特定が難しいです。
自転車所有者は防犯登録が義務付けられています。
そして盗難を疑われる可能性も!
登録は、交番や自転車取扱店(自転車店、ホームセンター等)でできます。
必ず防犯登録をしましょう!
チェーンオイルの注油
チェーンには、オイルは注してありません。オイルがないとまともに走れません。
好きなタイプのチェーンオイルを用意しましょう!
僕はドライタイプのオイルが好きですが、ウエットオイルはオイル切れがしにくいですよ。
フレームの保護コーテイング・サビ防止
フレームはコーティングがされず、素の状態です。
できれば汚れや錆び防止のために、保護コーティングしたいものです。
Mucc-Offのバイク プロテクト スプレーは、オイル被膜とシリコンでバイクを守ります。
カーボンフレームだけでなく、ドライブチェーンや金属部分など多くの部分に使えます。
ディスクブレーキやタイヤの接触面は使わないでくださいね。
錆びや汚れを防ぐため、次の洗車も簡単になります。
シマノDi2やパワーメーターの充電の確認
僕のシマノDi2やパワーメーターの充電は、ボタン電池式です。
シマノDi2は、各ボタンを押すとバッテリー残量が表示されます。
ほかガーミン サイコンでは、画面でバッテリー残量を確認できますよ。
まとめ
組み立て初心者では説明書で迷う点はありましたが、簡単にセッティングできました。
それ以上に時間がかかったのは、サイズ調整でした笑
初ロードバイク購入時のワクワクを思い出しましたし、入念に準備ができました!
皆さんのCANYON購入の手助けになれれば幸いです。
ENJOY THE RIDE!