「なぜ夏に長袖インナー?いやいや、暑いでしょ…」僕もずっとそう思っていました。
今では、夏キャンプの服装の必需品となりました。手放せません。
今回はそんな「夏にこそ着たい長袖インナー」の魅力と、おすすめアイテムを紹介します!
【メリット】夏の服装に必要なものは長袖インナー
昔は僕も「夏の長袖インナー=ありえない!」と思っていました。
でも、現在のインナーの機能はかなり高いです。今では夏の服装に必需品。
良いインナーは「温度調節のできる皮膚が一枚増えた」ような感覚です。
- 吸汗・速乾で涼しい
- ドライ状態を保つから、汗冷えに強い
- 外からの暑さ・日差し・虫刺されをブロック
では詳しい理由をご覧ください!
暑さ・熱中症・汗冷え対策
確かに、着た瞬間は体感温度が上がった感覚があります。しかし、それは最初だけ。
僕は、夏に長袖インナーを着て後悔したことはありません!
インナーは「吸汗・速乾性」があるだけで、夏の暑さも和らぎます。気化熱ですね。
高性能インナーは汗をかいて即蒸発を促すので、必要な時に体が涼しいのです。
体が求めるタイミングで、体温調節を促せるということです。
そして体が冷めてきたタイミングで風が吹くと、濡れた体から急激に熱を奪います。
これが汗冷えですね。何度トイレに駆け込んだことか。
インナーだと体温が適切に調整され、熱による体の負担を軽減します。
つまり、夏キャンプが快適になります。長袖でも気になりません。
夏だけでなく、春や秋も体温調節に迷ったらとりあえず着れるのが最高ですね!

日焼け防止・疲労防止
手足の表面積は、全体の50%以上となります。そう思うと多いですね。
体の老化や皮膚の病気を防ぐためにも、日焼け対策としてロングのインナーを着用を!
そして、日焼けは「軽いやけど」の状態です。また自律神経が乱れやすいです。
つまり、日焼けになると疲れやすい状態となります。
こんなところで体力を消耗したくありません。
体力の消耗を防ぐためにも、長袖インナー・ロングタイツを選びましょう。
生地の編み目が詰まっている衣類が良いですが、熱中症の可能性が上がります。
夏にはUVカット素材を選ぶといいでしょう。(環境省をもとに作成)

虫刺され・有毒植物から保護
草木には蚊やダニ、などの害虫。間違いなく露出した肌を狙ってやってきます。
手も足も覆うことで、虫除けスプレーも最低限になりますね。
そして忘れがちなのが、草木による擦り傷・切り傷。野外では化膿する可能性もあります。
有毒植物は触れると、接触性皮膚炎(かぶれ・草まけ)も起こします。
キャンプが終わったのに、傷やかぶれを持ち帰りたくないものですね。
インナーで露出を防ぐことで、ちょっとしたケガや虫刺され予防をしましょう!

怪我防止・パフォーマンス向上
なかにはマウンテンバイクや、アスレチックなど激しい運動も。
普段動かないのに、無理をして体を痛めた経験はありませんか?
適度な圧迫(コンプレッション)のあるインナーは、筋肉のブレを軽減し足腰のサポート!いわゆる「テーピングの効果」ですね。
ただ、コンプレッションは高ければいい物ではありません。デメリット項目にチェックを!
また転んだ時にインナーは破けますが、素肌での擦り傷よりマシです。
激しいアクティビティでも安心ですね!
パッと思いつくだけで、これだけのメリットがあります。
他にも、キャンプ飯の油跳ねや、焚き火の火の粉での火傷保護にも!
夏キャンプに必要な服装だという理由が分かってもらえたと思います。

【服装編】キャンプにおすすめのインナー
- 吸汗・速乾性
- 冷感素材
- 紫外線カット
- コンプレッション(各部のサポートorゆったり感)
各機能からオススメのインナーをピックアップしました!
使う場面と活動量、予算にあわせて選んでくださいね。
【コスパ◎】おたふく 夏用シャツ ゆったり冷感シャツ
まずは「おたふく手袋」。スポーツ自転車の界隈で人気のメーカーです。
僕もおたふく手袋の長袖インナーを、夏のトレーニング用にしっかり愛用しています。
吸汗・速乾性はスポーツ用と同じですが、コンプレッションが低めでリラックス仕様。
紫外線カット機能もついて、2000円前後と高コスパ!
初心者で、まず長袖インナーを試してみたい方におすすめです。
Tシャツのシルエットで、ダボついた印象です。
腕だけ加圧があるもの・インナーとしてしっかり使いたい方は、下のアイテムがおすすめ。さらに安いものをお求めなら、ワークマン製品を参照してみて下さい!
【高機能】ミレー ドライナミック スルー II V ロングスリーブ
ミレーは登山用品の専門ブランドとして、専門ノウハウのある老舗メーカーです。
登山用もありますが、そこまでアクティブに動かないならこちらで十分。
適度なストレッチ素材なため、アウトドアでも日常でも使いやすいアイテムです。
立体の「メッシュ構造」で通気性と冷感を保ちつつ、ドライ感と汗冷えも両立。
透け感もある分、日焼け対策は低めに感じます。日焼け止めも持って行きたい。
キャンプ場でも付近のアウトドアでも大活躍でしょう!
【安心の日本製】モンベル ジオライン クールメッシュ
日本で安心と信頼のメーカー「モンベル」。僕も大好き。
まずは「ジオライン L.W.」。登山、ロードバイクや筋トレトレーニングにも愛用!
吸湿性と汗冷えのバランスが良く、春・夏・秋と3シーズン快適に過ごせました。
服装に困っても、様々な気候で幅広く使えるアイテムです。そして軽い。
素肌側からの吸汗に優れるため、腕で顔をぬぐってもあまり吸えない印象はあります。
コンプレッションは適度なキツさで、長時間でも気になりません。
L.W. はさすがに真夏は火照りを感じるので、「クールメッシュ」がおすすめです。
生地が薄いため、保温力の替わりに涼しい着心地となっています。
夏用特化と、オールシーズン使えるインナーどちらがお好みですか?
装備の注意点・デメリット
無風では暑い
それは発汗・蒸発していないせいでしょう。逆に言えば、水を掛けるとすごい冷却!
素肌では水が流れ落ちますが、インナーでは冷たさが持続しますよ。
高いコンプレッションは考えもの
しかし加圧が強いアイテムは、血行不良になる恐れがあります。
表面にある静脈が潰れるようですね。(厚生労働省をもとに作成)
運動量の多い時は気にならないですが、リラックス時には特に感じます。
のんびりとする場合には、「ゆったり」としたインナーがいいですね。
キャンプではアクティビティ・リラックスで使い分けでください!
まとめ:インナーで“夏の快適さ”が大きく変わる!
汗、日焼け、虫、かぶれ…全部ひっくるめて守ってくれるのが長袖インナー。
一度試せば、その快適さに驚くはずです。必須のキャンプ用品といえるはず。
暑い・日焼け・虫に悩まされたキャンプに、ぜひ一度お試しを。