震災など、いざという時の備えはしていますか?
地震・火事・津波などの災害時には、必要なものとして食べ物・水だけでなく簡易トイレなどの防災グッズがあげられます。
以下のことが分からない方に、この記事を見て貰えればわかります!
- どんな非常食など災害備蓄品を揃えればいいか
- どれくらいの数・どれくらいの量が何日分で必要か
僕は、東日本大震災で2か月間ボランティア活動をしました。
またキャンプでサバイバル術を得ています。
そんな僕が行政機関や都庁の情報を参考に、オススメする災害備蓄品をリスト化しました。
備えあれば憂いなし!
どれくらいの数・どれくらいの量、何日分必要か
農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」に、指標となる量や日にちが書いてあります。
東日本大震災では混乱が続いたことで、食料は3日間調達できない地域がありました。
また電気は1週間、水道は10日間も復旧にかかる地域がありました。
つまり最低でも3日間、できれば1週間分の食料備蓄が必要となります。
ただ、能登自信では1週間経ってもライフラインの復旧がすすんでいません。
地域の特色にあわせて、多めに用意しましょう。
世帯にあわせてシミュレーションができる
「東京備蓄ナビ」にてシミュレーションすることができます。
実際に算出した想定は、夫婦と子供2人(中学生男子、小学生女子)の4人家族です。
東京での震災は復旧が早いのを想定しているためか、備蓄は3日分となっていますね。
各地域や年代によって、それ以上に備えるようにしましょう!
これだけは備えるべきもの
シミュレーションしても揃えられないよ!という方もいると思います。
これだけは最低限備えるべきものをピックアップしました。
基本的に食べ慣れたものをローリングストック(普段使いの買い置き)するのが理想です。
飲料水
(2024/11/21 14:21:48時点 楽天市場調べ-詳細)
1人につき最低でも1日1L必要です。
水炊きなどの調理するなら1日3Lは必要です。
ただ米を洗ったり、食器を洗うにはもっと水が必要となります。
皿にラップを巻いたり無洗米を使うことで、水の消費を抑えることもできますよ。
断水時にはトイレは直接水を入れても流れます(下水道が使えれば)。
これは飲める水でなくても良いため、震災時にはすぐにバスタブに水を貯めましょう。
炭水化物(米を中心に)
米
(2024/11/21 14:21:48時点 楽天市場調べ-詳細)
米は長期保存でき、水と熱源があれば簡単にエネルギー源となります。
米2kgで約27食分用意できます。
無洗米は洗うために水を使わないので、水の節約ができますね。
レトルトごはん・アルファ米・乾パン・カップ麺
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かさばりますが調理の手間が少ないです。
味の変化になりますし、少し多めに買っておきましょう。
オートミール
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これは僕が朝食によく食べるものです(笑)
頑張ればそのまま食べれますし、熱を加えれば米化できるためかなり便利です。
収納スペースもとらないので、優秀なサブ炭水化物として使いまわせます。
タンパク質(缶詰、プロテイン)
保存が効かない生肉や鮮魚が手に入りにくいため、タンパク質が不足します。
缶詰
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缶詰は長期保存が効きます。
ものによったら調理が必要なタイプ、缶切りが必要なタイプがあるので注意です。
プロテイン
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収納よし・調理の手間なしで、意外と良い非常食ですよ。
1食で30gとすると、プロテイン1kgで33食分もまかなえます!
熱源(カセットコンロ、ガスボンベ)
調理には熱源が必要となります。
1週間と考えると、ガスボンベは7本以上の用意がいります。
ここに書いた食料は最低限のものとなります。
必要に応じて日持ちのする野菜や、レトルト食品など買い足しましょう。
あっても困らないもの
ポリタンク
水道の復旧までは備蓄の水と、支援用の給水が頼りです。
給水は持ち込みの容器に入れます。
各家庭につき一つの容器となれば、それなりの大きさが必要でしょう。
折りたたみのできるポリタンクが便利です。
簡易トイレ
(2024/11/21 14:21:50時点 楽天市場調べ-詳細)
トイレは直接水を注げば流れます。
しかし下水道が使えない場合、あふれるだけです。
男性ならおしっこは外でできても、女性ではそうはいきません。
衛生上や防臭のためにも簡易トイレを使いましょう。
ランプ、懐中電灯
電気か通るまで、夜は闇のみです。
闇夜は心細くなりますし、精神上よくありません。
懐中電灯は電池式もありますが、手回し式はどんな長時間でも使えて安心です。
また懐中電灯は一方向のみを照らします。
ランプは別途燃料が要りますが、部屋を照らせるだけでホッとしますよ。
ビタミン・ミネラルサプリ
災害時は肉や野菜を摂れないことで、ビタミンやミネラルが不足しがちです。
ビタミンB1はエネルギー生産に関わり、特に補充が必要となってきます。
また子供はビタミンA,B2等が不足すると、成長障害になります。
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スマホバッテリー
スマホは個人の安否確認に必要となります。
スマホで現状を周りに伝えたり、ライトとしても活用できるため充電切れは避けたいですね。
電池式もしくはソーラー式を選びましょう。
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ラジオ
電波塔の不具合でネットの通信障害が考えられます。
正確な情報や安全確保のためにもあると便利です。
人の声を聞くだけで安心できますよ。
生活用品・生理用品
歯ブラシやウェットシート、トイレットペーパーなど、普段使いのものは多めに買っておきましょう。
コンタクト保存液や生理用品は、見落としがちなのでお忘れなく。
簡易さを考えて、口内洗浄液や1dayコンタクトレンズでも良いかもしれません。
救急セット
医療機関が利用できないことも考えられます。
受傷により破傷風になる可能性があります。
消毒など傷の手当ては重要になります。
簡易な処置はできる装備を整えましょう。
薬(常備薬から頓服薬まで)
普段使っている薬を多めに持つ方もいます。
またカルテが使えない場合は、実薬をみて処方してもらうこともあるでしょう。
それ以外にも痛み止めや解熱剤はあっても困りません。
使い捨てカイロ
冬の震災では寒さは天敵です。
持続時間が10-14時間もつものなら、最低1日2枚あたりでしょうか。
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嗜好品
知人の安否、いつ復旧するかもわからない状況ではストレスに悩まされます。
ご自身の好きなものを、防災セットに忍ばせてはいかがでしょうか。
小さな子供がいる場合(おむつ、お尻拭き、食料)
大人が使わないものは見落としがちになります。
子供の成長に合わせて備蓄を見直すのは大変ですが、是非とも揃えましょう。
体育館などに避難する場合
揺れの激しい地域や浸水予想地域では、決められた施設への避難が必要となります。
避難時には最低でも1日分をリュックにまとめておきましょう。
また、なるべく調理が必要とならない備蓄食料(アルファ米、乾パン)が便利です。
上記のもの以外に必要なものをピックアップしてみました。
リュックサック
災害用には30-40Lサイズが一般的です。
女性らしいデザインは、置き引きの対象となりやすいため避けましょう。
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セキュリティポーチ
火事場泥棒という言葉がある通り、避難所での盗難は少なくありません。
現金や通帳などの貴重品は、文字通り肌身離さずみにつけておきましょう。
マスク
集団感染の可能性があります。
体力消費しますし、寝込んでしまう原因となるため多めに持っておきましょう。
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耳栓
隣に座る人がイビキがすごい人かもわかりません。
睡眠の質を下げないよう準備しましょう。
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アイマスク
特に暗闇でないと寝られない人は必要です。
消灯時間は決まっていると思いますが、あっても無駄にはなりません。
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枕
枕には空気で膨らますものや、低反発のものもあります。
予め寝心地は確かめておきましょう。
キャンプマット
避難所では硬い床や段ボールの上で寝ることになります。
キャンプ用のマットで体の負担を軽減できますし、座布団にもなりますよ。
毛布
支給される毛布が薄い場合は、寒さで寝られないこともあります。
寝袋があればもちろん良いですが、収納性からシュラフカバーだけでも暖かいです。
防災備蓄一式グッズであればまとまって売っているため、楽にそろえられますよ!
最後に
南海トラフが近いと言われる昨今。
備蓄として必要なものをあげましたが、災害には他にも必要な備えがあります。
例えば家具が倒れないように突っ張り棒、窓ガラスに飛散防止フィルムを張るなどの工夫ができます。
少しの意識の差が、大きな差となるのが防災の備えだと思います。
使わないで済むのが一番ですね。