3本ローラーに負荷装置を取り付ければ、インターバルトレーニングも可能に!
でも「ミノウラ MAG4200」には思わぬ落とし穴もありました…。
ロードバイクの室内練習の効率化と、デメリット回避のポイントを紹介します!

高強度のトレーニングには、「負荷装置」がかかせない
VO2MAXだけでなく、スプリントなど高強度インターバルトレーニングもできて最高!
寒い日や暑すぎる日、雨の日などでも天候関係なく練習できます。
安価な3本ローラーで、トレーニングがここまで追い込めるようになるなんて…。
正直、感動すら覚えました。練習が捗るはかどる。
しかし、しばらく使っているうちに小さな違和感が生まれます。
MAG4200の落とし穴|3本ローラー使用時の注意点
後輪ホイールに、知らない傷
しかも、右側だけ。他の部分にはありません。
最近は転倒したり、立てかけたこともなし。
でも、後輪ホイールの右側…。あれ?このポジションに覚えが。
すぐにピンときました。そうです。負荷装置を取り付けたのは、まさに後輪の右側。
負荷装置の「金属部分」とホイールが干渉しているのです。
3本ローラーの構造的に、一般的には傷つきにくいが…
でも傷つけた今見てみると、画像のように金属が突出している。これは確認不足。
負荷装置の装着やトレーニング効果が気になって、頭がいっぱいでしたね。。
試しに乗車せずにローラー上で左右に動かしてみると、なかなか金属部分に当たらない。
ロードバイクで左右によく動くのは、舵取りの前輪ですね。「前輪ガード」もこのため。
負荷装置の付いた後輪はあまり動きませんが、大きく体がブレると後輪も脱輪しかけます。
今回はトレーニングをしながら、「Switch 2のマリオカート動画」を見てて転落。
ロードバイクの映像では動きませんが、ゲームは見てても体が動いちゃう人です。
アクティブすぎる映像は転落するみたいです。みなさんは真似しないでくださいね。
そのため負荷装置の分、ふらついた時に立て直しがしにくいのです。
ふらついて転倒→傾いたホイールがぶつかったのでしょう。
「そう当たらないから大丈夫」そう思いたいですが、当たったのは確か。
ホイールが一度当たると、躊躇いができて負荷装置側へ寄るのが怖くなります。
どうにかして、このデメリットを解決したい!
ホイールの傷を防ぐための対策
なんとかこの不安を解消したい。
そう思っていろいろと考えてみました。
報告だけでは、皆さんに持って帰ってもらうものが少ないですしね。
壁際でロードバイクに乗る
初心を思い出して、転倒しないように手で支えをつくりましょう!
誰でも実践できますし、まず負荷装置にぶつけないはずです。
おすすめは負荷装置側に壁を置くこと。ふらつく前に壁が助けてくれます。
弱点としては、設置スペースの自由度が落ちることでしょうか。
動画を見ながらだと飽きにくいですが、ここはトレードオフですね。
ボトルやツールケースで「後輪ガード」をDIY
ツールケースを切って、負荷装置の金属部分を覆う後輪ガードを作成しました。
初めは攻めすぎないでカットして、あとで調節するのがDIYのコツです。
僕は「ベルト上部を挟む形」で作成しました。
固定力とベルトのブレを考えたら、「3本ローラーのフレームだけ挟む形」も良いかも。
思った以上にベルトのブレはあるようで、クリアランスはかなり広めに調整。
それでも触れるので、画像の状態からさらに広げています。
見栄えと固定のために、最後には黒テープを巻いて「後輪ガード」の完成!
あえてホイールをぶつけてみても、傷がつかないように!
まさに後輪ガード。
見た目は不格好ですが、ホイールがこれ以上傷つく心配がなくなりました。
これで室内トレーニングも捗るはず!
ようやく、安心して使える環境が整ったというわけです。
練習用のホイールを用意する
これは鉄下駄ホイールなどが余っていたらでしょう。
新しく買うほどではないと思います。
そして毎回ホイールの交換も面倒です。
固定ローラーと手間は変わりませんが。
練習用のロードバイクがあれば丁度いいですね!

まだ買ってない方は、別の「室内トレーナー」の検討も
僕はツールケースでガードを作りましたが、おすすめはしていません。
作るのも手間ですし、素人DIYで不格好になりやすいです。
「ミノウラ モッズローラー」を買う方は、この手間も含めてご検討下さいね。
今から3本ローラーを買うなら、初めから負荷付きモデルを買うのもおすすめです。
たとえば──
R730R
やや値段は上がりますが、80mm径ローラードラムで元々適度な負荷を標準装備。
さらに3段階の負荷が選べるので、中級者までなら問題なく使えるでしょう。
折りたたむ替わりに伸び縮みするため、収納性もありますよ。
FG550A (ハイブリッドローラー)
こちらもミノウラの製品。5段階の負荷調整ができます。
前輪固定のため、「固定ローラー」と比べカーボンフレームに優しい設計です。
リム/ディスクブレーキに対応し、スプロケットの歯数に関係なく使えます。
3本ローラーの様な実走感と、もがきやすいのでオールアウトもできるでしょう。
転落しにくいという意味でも、初心者にもおすすめできます。
僕はミノウラ製が好きみたいです。次に買うならこれを狙っています。
これらのモデルは、構造的に傷つきにくい安心感があるのもポイントです。
最初から負荷を想定して作られているぶん、パーツとの干渉も少なく済みますね。

MAG4200は「ひと手間」かけてこそ使いこなせる
「負荷装置 MAG4200」は、間違いなく三本ローラーの可能性を広げるアイテムです。
しかし三本ローラー特有の不安定さや、構造的な弱点も強調されてしまうのも事実。
僕のようにDIYで対策することもできます。買っちゃいましたしね。
「安心してすぐ使いたい」という方には負荷付きの上位モデルのほうが向いているかも。
今後3本ローラーを導入する予定の方は、練習目的や設置環境で最適なモデル選びを!
安全・快適にトレーニングを楽しみましょう!

