しまなみ海道は、世界に誇るサイクリングスポットとして名高く、サイクリストたちの憧れの地です。ロードバイク初心者から上級者まで楽しめる多様なコースが用意されています。
そんなしまなみ海道の魅力や観光スポット、ルートや距離選択の方法を紹介していきます。
実走だから気づいた部分、注意点、装備品の紹介は次項へどうぞ!
しまなみ海道とは、世界が認めるサイクリングコース
なぜサイクリストの聖地と呼ばれるか
サイクリストの聖地と呼ばれる、「しまなみ海道」。
それはなぜでしょうか。次のことが挙げらます。
- 雨の少ない、穏やかな気候の瀬戸内海
- 自転車フレンドリーなコース
- 多島海が織りなす、美しい景色
- 官民一体となって支える観光整備
各々は後ほど紹介していきたいと思います。
そもそもしまなみ海道サイクリングは、島の住民を支える「生活道路」が始まりです。
しかし平成26年には、米国CNNにて「世界7大サイクリングルート」に選ばれました。
現在は世界に有名な台湾・日月潭サイクリングコースと姉妹自転車道協定を結ぶほどです。
ぜひ一生に一度は、しまなみ海道でのサイクリングを楽しんで下さい。
現在は「しまなみサイクリングフリー」が実施されており、自転車は通行料金が無料です!
2026年3月31日までの期間限定なので、お早めに!
「天空の回廊」絶景の魅力
しまなみ海道の特徴は、上空からの絶景です。
瀬戸内海の島々が生み出した「多島美」は、それだけでも美しいです。もう最高!
さらには高い橋から見下ろすと、まるで海を走っているかのような爽快さが味わえます。
この開放感のある眺望は、他のサイクリングコースでは見られません!
交通アクセス・ルート選択(広島か、愛媛か)
しまなみ海道は、往路で約70kmです。つまり往復では140km。
初心者や中級者・上級者も満足のコース選びができます。
お住まいの地域や、始める時間、往復か片道かでコースは様々です。
多くの方は、何の気なしに広島からのスタートを選ぶと思います。
でも、愛媛の今治から始めるメリットも大きいですよ。ぜひ参考にして下さい!
広島側スタート:定番のコース(自転車ではフェリーがおすすめ)
本州の方には馴染みのスタートコース。
本島の広島県尾道市道から、向島に向かう「新尾道大橋」には自転車用の道がないのです。
(併設されている「尾道大橋」の歩道は、交通量の割にかなり狭く危ないです)
公式では、渡船フェリーの使用が薦められています。
フェリー発着点である「駅前渡船」は、JR尾道駅から徒歩3分でとても便利です。
約12分毎に船が来て、移動時間も約5分です。あまり待つことはなさそうですね。
ロードバイク含めて大人でも110円ですが、支払いは現金のみです。小銭の用意を!
フェリーの始発は朝6時なので、夏には日の出から往復したいという方には遅いことも。
フェリー向こうの、「向島」に宿泊するのも良さそうですね。
とはいえ牡蠣を存分に楽しめる、広島スタートは外せません!
愛媛側スタート:有名スポットが発着点(四国の観光もできる!)
関東からどのルートでも、広島へ行くより+1時間以上かかります。
しかし四国で観光をしたことがない方、二度目の方には是非おススメしたいです!
愛媛の今治市からのスタートは、向かい風が少ないと言われています(ゴールは逆)。
折り返しの広島では、特に目的地がなく実感が薄いのがデメリットですね。
僕は行きには、香川でのうどんを堪能しました(コシがあって美味い!)。
またスタートからあの有名な写真スポット、見晴らしの良い景色でかなり新鮮でしたよ!
二度も眺められるのは贅沢ですね。
スタート地点であるサイクリングターミナル「サンライズ糸上」は駐車場無料です。
また発着地点で宿泊ができるというのが最高の拠点ポイント。
観光スポット、買い物スポットを紹介
右も絶景、左も絶景。どこを見渡しても橋の上は絶景ポイントばかり。
似たような写真にならないよう注意です。
景色はライド中に横を見れば、いくらでも堪能できます。
しかし長距離のライドでは、なかなか観光に時間が割けないのが事実。
そこで、抑えるべきスポットを紹介していきます(上記のサンライズ糸山除く)。
ONOMICHI U2
広島本州の尾道駅から近く、渡航フェリーへのアクセスが良い立地。
有名自転車メーカーの「GIANT」が作った、サイクルプロショップがあります。出発前に最終メンテナンス、折り返し地点での不具合確認、ライド後の簡易洗浄もサポート!
期間限定ですが、各年に「ツール・ド・フランス カフェ」が開かれ、大会オリジナルのグッズを買うことが出来ます。休憩にも食事にももってこい。
宿泊施設としは、自転車と泊まれるサイクルフレンドリーなホテルが併設されています。
レンタルサイクルもあり、本州側での新しい拠点にぜひどうぞ。
道の駅 多々羅しまなみ公園
有名なサイクリストの聖地の記念碑ですね。
サイクリングコース中央の「大三島」の北側、多々羅大橋のふもとにある公園です。
こちらは2014年10月25日に台湾・日月潭サイクリングコースと姉妹自転車協定を締結したこと、そして同年10月26日に国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」を記念したものです。そして、しまなみ海道がサイクリストの聖地として、多くの人々に愛されることを願い建立されています。
今や聖地として広く愛されています。サイクリストにとって歴史のある場所ですね。
サイクリングコース沿いにあり、室内で寛げる食事処があり休憩所としても便利ですね。
亀老山展望公園
しまなみ海道でも、最高峰の絶景を拝めるのが「亀老山展望公園」。
日本三大急潮の「来島海峡」、四国山脈に連なる西日本最高峰「石鎚山」が見える日も。
広島から出発すると、今治市にあるゴール目前のスポットです。
定番コースから外れて距離3.6km、獲得標高283mと上ります。
ぜひ到着前に、体力が残っている方には寄って頂きたいです!
レベルに合わせたコース選択、宿泊数を提案
往路70km、往復140kmでもサイクリストのレベルによって宿泊数が変化します。
それぞれの方に合わせた距離・宿泊数を提案をさせてもらいます。
ライド前後に宿泊か自宅~現地移動かは、金銭面や体力面から選んで下さいね。
- 初心者:好きな距離・コースを、乗り捨て自転車レンタル(宿泊制限なし)
- 初心者~中級者:往路70kmを走破(複数の宿に泊まることも)
- 中級者:1日目に70km、2日目に70kmで往復ライド(宿泊必須、複数宿も可)
- 中~上級者:1日でガッツリ往復140km走る(最大でも1ヶ所のみの宿泊)
レンタルサイクルは、どのターミナルでも乗り捨て可能なので初心者の方も安心!
ターミナルにはバス停や駅があるので、ライド前後の移動も楽々ですね。
複数の宿に泊まる際は、必要な荷物だけロードバイクで運びたいものです。
コインロッカーや無料駐車場を上手く活用しましょう。
世の中には、下着もコンタクトの保存液もすべて現地で買う強者も存在します。
アメニティの充実したホテルや、コンビニを活用すればかなり荷物を減らせるはずですね。
それでも必要な荷物には、大きめのサドルバックがおすすめです。
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まとめ
ここまでで、しまなみ海道の魅力を十分に感じていただけたと思います。
次項では実際に走ってみての感想や、注意点を紹介していきます!
ぜひ見て下さいね。