ロードバイク

【失敗談】3本ローラーで発生した異音の一般解決法、特殊例を紹介【騒音・故障・チューブレスタイヤ】

真夏の猛暑や、極寒の冬には外でのライドが躊躇われます。
そんな時に役立つのが、室内でできるローラー台。
しかしここ最近、ローラー台に乗ると異音が!

一般的な対処法と、それで直せなかった特殊な事例を紹介します。
ある方には関係ない問題ですが、ムダな修理や交換代などを損しないようぜひ参考下さい。

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3本ローラーで異音の発生 「カタンカタン音」

あなたも何が原因か想像しながら読んでみてください。
解決策編までにはヒントがあります。
そして問題がわかったあなたはすごい!今度からあなたに相談します!

室内ローラーで困る騒音問題

ある休日のことです。
外に出る気のしなかった僕は、3本ローラーでトレーニングすることにしました。
サドルに座ってペダルを回し始めると、カタンカタンという騒音
速度をあげるに合わせて、後輪側から若干の振動とともに異音がします。

前回サイクリングロードでライドしたときは、何も感じませんでした。
ロードバイクを、転んでどこかにぶつけた等の覚えもありません。
これはローラー台に載った時だけの異音です。

困りました。
これでは練習量が減ってしまいます。
早速自分で直せるか確認していきます。

まずは自分でできる原因探索

各ローラーを単独で回しても音はせず。
ロードバイクを載せて、手でペダルを回してみても変な音はしません。
どうやらある程度の重さがないと、鳴らないみたいです。

体重でローラーが軋む事で、音が発生するのでしょうか?
しかしロードバイクに乗りながらだと、どこから音が聞こえてくるかわかりません。
玉乗りの要領で、足で体重を乗せながらローラーを回すも反応なし。

全く原因がわかりません。
こんな時は、メーカーが紹介する故障例をみてみましょう。

一般的な対処法:MINOURAが公表している異音の原因

使用する3本ローラー「モッズローラー」を販売しているのはミノウラです。
ミノウラでは以下の様に、騒音例をまとめています。
ちなみにミノウラ製は、6000km走っても基本に整備不要だそうです。
すごいですね。

①タイヤの空気圧が不足している 「キュルキュル音」

三本ローラーは、構造的にタイヤがヘコみやすいです。
いつもより多めの空気を入れないと、「キュルキュル」とタイヤが擦れる音がします。
音は違いますが、チューブレスタイヤなので、低い空気圧が原因かとも考えました。

しかし空気圧を4.8barから、推奨の7.0barに増やしてみましたが変わりません。
ロードでの適正空気圧は、SRAMのサイトから計算できます。
かなり便利です。ぜひご確認下さい!

②タイヤが歪んで滑る音 「ギュルギュル音」

こちらも、空気圧が低いことで起きる現象です。
ローラーの上でタイヤが滑ると、「ギュルギュル」とタイヤが鳴ります。
今回とは関係がなさそうですね。

③フレーム足の樹脂中栓 「ビビビビ音」

フレームについた各足には、水平やガタツキ調整のためのナットが付いています。
フレームと中栓の間に緩みができると、中栓内のナットからビビり音が鳴ります。

これは「ビビビビ」といった音。
カタンカタンという音とは全く違います。

細かい音なので、どの中栓から聞こえるか探すのが難しいと思います。
ビニールテープなどで、ナット部分を固めると良いそうです。
タイヤ問題の次に頻度が高そうですね。
今後はまず先に疑うことにします。

④ローラーカバーとアルミドラムとの間から 「ゴトゴト音」

回転するローラーは2つに分けられます。
赤色のローラーカバーと、銀色のアルミドラムです。
2つは接着されていますが、重量オーバーや衝撃で剥がれるそうです。

それによりローラーが転がるたびに、「ゴトゴト」という音がします。
回転にあわせて鳴るのが、今回の症状にちょっと似てるのかな?

早めに修理しないと、ローラーカバーの交換となるようです。
重症時には、赤いローラーカバーが削れて「ピンク色の粉」がでます。
赤と銀の部品の間に出ますね。
僕のローラーは粉は吹いてないですが、軽傷の可能性はありそうです。

⑤ローラーカバーとベアリングとの間 「ゴリゴリ音」

ローラーカバーは、芯部分であるベアリングとも固定されています。
ここも使い方が荒いと、接着が剥がれるようです。

その接着の遊びにより、「ゴリゴリ」といった音が鳴ります。
アルミドラム接合と同じく、「ピンク色の粉」が発生します。
こちらも部品の交換が必要となるため、早めに修理に出しましょう。

試行錯誤

僕は試してもだめでしたが、異音で困ってる方のヒントにはなるかもしれません。

新しいローラーを購入して挑戦

ミノウラのHPからは、ローラーカバー関連が原因かと思いました。
「症状と近い音」「回転数にあわせて鳴る」が怪しい。

修理とかすっ飛ばして、一本ローラーを買うことにしました!
メーカーに送って修理するより、Amazonで買ったら速いし値段もそこまでしません。
一本増えることになりますが、今後修理に出そうかと思います。

その結果。
はい、ダメでした笑
なぁーにが後で修理でしょうか。残念!

ウレタンベルトも確認

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黒いウレタンベルトの接着部分のガタつきから、異音が発生することも考えました。
Amazonのレビューでは、ここから音が出ている例もあるようです。
あるのは初期不良の類かな?

ローラー台には、左右どちらでもゴムを引っ掛ける所があります。
試しに左右にゴムを移してみても、音の発生源はタイヤの接着部分で変化なし。

半ば諦めです。
もう修理に出すしかないかなー、と思いつつも問題を先送りにしていました。
練習量も減りました。良くないことですね!

特殊な原因とその解決策:ローラー以外が原因

ロードバイクの整備不良

少し時間が経ってふと思ったのが、ローラー台以外の問題です。
試しに3本のローラーを、ローテーションしても発生場所が変わりません
これはローラーは関係ない!?

同時に考えていたのが、チューブレスのシーラントの交換時期。
思えばシーラントは、半年位は換えていませんでした。

イヤな予感がしながら、交換も兼ねてタイヤの開封をしてみます。
はい、交換していないシーラントが固まってコブになっていました!

問題解決:ローラー台の静音性が戻る

シーラントが乾いて酷い状態ですね…。
まずはシーラントを念入りに除去します。粗めのワイプが拭き取りやすいです。
毎回チューブレスタイヤのは大変。

でも残しても重くなるだけなので、雑に終わらせられません。
そしてシーラント挿入とビート上げはお手の物。
そろそろCO2ボンベから卒業して、コンプレッサーを導入したいものです。

では早速ローラーで実装。
…やりました!全く騒音がしません!
シーラント塊が原因でしたね。

これは反省です。チューブレスタイヤのシーラント交換の重要さがわかりました。

失敗と反省点

空気が入った状態ではタイヤを触っても、コブは触れませんでした。
外でライドしても、違和感に気づきません。
三本ローラーではタイヤが潰れやすいことで惑わされました。

ということで今回の失敗点です。

  • 失敗その① しっかりとシーラント交換していなかった。
  • 失敗その② ローラーが原因と決めつけていた。
  • 失敗その③ 原因の探し方が甘かった。

今回感じたのは、ローラーを3本ともローテーションするのは有効ということです。
ぜひ困ったら、やってみて下さい!

増えたローラーは、使い潰すくらいまで使い倒すことにします泣

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まとめ

ローラー台は、天候に左右されずトレーニングの質も量も維持してくれます。
そんなローラー台で発生してしまった、バイクの騒音の解決を考えました。

皆さんの参考になれば幸いです。

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