キャンプ場の水道、川の水は食中毒のリスクです。
気にせずに使うと、思わぬ腹痛を起こすことも。
注意点や対策方法をまとめて紹介します!
事例:川遊びで食中毒
熊本県天草市で多くの人が集まる「轟の滝」。
ある日、川で遊んでいた高校生7人が全員とも後に高熱や下痢に見舞われました。
飛び込んだ川の寄生虫や細菌を口から飲み込み、食中毒になったのでしょう。
前日までは雨が少なく、水量が減り生ぬるい川だったといいます。
これでは細菌は繁殖しやすいですね。
結果として、なんと累計109人が体調不調を訴えることになりました。
川遊びだけでなく、川の水を引いているキャンプ場の洗い場も危ないです。
出典サイト:FNNプライムオンライン
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細菌・微生物のいる生水はこんなにも危険
浄化していない水には、細菌などの微生物が泳いでいます。
忘れてはならないのは、ここには土壌の汚れや、動物の死骸、糞尿も!衝撃ですね。
事例の近隣の山にはイノシシなどがみられ、フンによる汚染がありそうです。
井戸水や川の水などの生水は、飲まない方が良いです。
特に水温が温い場合には微生物が繁殖しやすく、オススメできません。
そして食中毒の原因となる微生物はこちら!
- レプトスピラ症:細菌。発熱・下痢・嘔吐
- クリプトスポリジウム症:寄生虫。下痢・吐き気・倦怠感
- ノロウイルス:糞便や食品からの感染。発熱・下痢・嘔吐
また食中毒は食べてすぐではなく、数日後から発症します。
川遊びで、うっかり飲んでしまうこともあるでしょう。
謎の吐き気や下痢があれば、数日前のアクティビティや食べ物を思い出して下さい。
ピロリ菌が慢性化すると、胃癌を発症するリスクが上昇します!
胃がキリキリ痛む方は、ストレス以外が原因かもしれません。
昔、井戸水や湧水を飲んだことがあれば受診し治療も考えましょう。
こう聞くと食器やナベの洗い物も、川から引いた洗い場の水は避けたくなりますね。
キャンプ場によって、浄水なのか生水なのか違います。
管理人に飲水可能か確認しましょう!
僕はどうせ家で洗うことにしているので、ペーパーで汚れを拭き取って持ち帰ります。
片付けを手早く済ますにも良いですよ!
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対策①:煮沸消毒
川水やキャンプの水道水を調理や飲み水に使う時は、煮沸消毒をしましょう。
少なくとも1分間は沸騰させて下さいね。
飲み水から調理時など何かと使う水です。
キャンプ場に着いたら、早めから沸かしておくと便利ですよ。
食後の油っぽいお皿を洗うにも使えますね。
対策②:ウォータージャグで飲める水を運ぶ
夏にのみ水が熱湯だけだと、熱中症になってしまいそうです。
小人数の水なら、ペットボトルの水を買ってきてもいいですね。
ただし手洗いや顔を洗うなら、キレイな水にしたいものです。
浄水を大量に使うには、大きいウォータージャグで運びましょう!
これは車やバイクでの搬送が前提です。
家の水なら安心して使えますね。
10Lあれば家族キャップでも十分な量でしょう。
夏場に何日も貯めた水を使うのは危険なので、その際は沸騰して使いましょう!
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対策③:フィルター
水をもって行っても、水を使い切ることがあります。
川の水をすぐ使うなら、フィルターがオススメです。
荷物を軽くしたい、徒歩キャップや自転車キャンプにピッタリです!
ペットボトルに嵌めて使うこともできますよ。
火器がなくても使えるので、災害時にも使いやすいですね。
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まとめ
川や井戸水のような不衛生な水は、思わぬ健康リスクを引き起こす可能性があります。
水を使用する際には、煮沸消毒やフィルターを活用し、安全を確保しましょう!
キャンプやアウトドアでは水の取り扱いに注意し、楽しい思い出を!