ハンモック泊はメリットもデメリットも数多いです!
上手く短所を解決しないと、キャンプで寝れないことも。
今回は初心者がはじめてのハンモックで悩まされる問題の、おすすめ解決法を紹介します。
ハンモックの欠点①
- 揺れるため、酔うし睡眠がとりにくい。
- 窮屈さや圧迫感を感じやすい。
- 寝返りがしにくいし、ひっくり返り落ちやすい。
- 木がないとハンモックを設営できない。
酔いやすさや、閉塞感を感じるか、寝相に合うかは使ってみないとわかりません。
貸しキャンプ用品や、レンタルで試してみると良いですよ。
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DDハンモックを基準に説明しますが、他のハンモックでも活用できる点もありますよ。
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窮屈で寝れない、船酔い・車酔いの状態になる、落ちる。
僕は車の中でスマホを見ても酔いません。
しかし、ハンモックでは酔いました。
ハンモックはヒモで吊るされています。
風でユラユラ揺れるのはもちろん、身動きで小刻みに振動します。
まるで船酔いのように、地面に降りると安心感があります。
さらに寝返りを打った時に、側面に体重がかかりハンモックから落ちかけたことも。
これでは安心して寝られませんよね。
1-2時間の昼寝は心地良いいですが、長い睡眠だと酔うことが多いです。
問題点 構造の特性の欠点
ハンモックは、吊るされた生地に包まれるように寝ます。
そのため肩がぶつかりやすく、圧迫感や窮屈さを感じやすいです。肩幅が大きい人は、特に窮屈に感じると思います。
特に生地が丈夫な、DDハンモックでみられる特徴です。
また僕のDDハンモックは左右の片寄りがあります。
毎回通気用の側面(マジックテープがついた側)に強くテンションがかかります。
背中側が覆えるので、椅子にするには便利ですが。
しかし一方のテンションが緩く、中心から重心がズレているので困ります。
ウーピーサスペンションの結び方を、左右対称から左右非対称しましたがやはり変わらず。
上で書いたように寝ていると傾き、寝返りをうって落ちかけました。
これらはハンモックの特性でもある、ロープに吊るされることが原因です。
解決法 ハンモックの張り方を変える、ペグやロープで補助する
①3本の木で、ハンモックを吊るす方法(3点張り)
ハンモックは2本の木で張るから揺れるし、ひっくり返るし窮屈になります。
そのため頭側のロープを2本の木で張り、計3本の木でハンモックを吊りましょう!
絵が汚くて申し訳ないですが、イメージとしては長細い二等辺三角形を作ることです。
2点の線で吊るすのでなく3点の面で固定しているため、揺れが大幅に軽減されています。
ハンモックが回転しないため、片寄りにくく転倒する気がしません。
まだ寝返りは打てる方ですかね。
転倒する不安がなくなり、安心して寝られますよ!
通常より近い位置に木が3本あればできます。
ウーピースリングをほどくと両端に輪っかがあり、カラビナで2本の木に吊るせます。
そのため計3つのスリングベルトとカタビラが要ります(付属ロープだけでもできます)。また、閉じていた頭側が開放され、肩幅の締めつけ感が軽減します。
体を包む袋だけだった生地に、テンションがかかり肩以外の体を支える役目をもちます。
その分、やや固めの寝心地になります。
快適なのは変わりませんが。僕はこっちの方が好きです!
キレイな二等辺三角形でなくても、安心して寝られました。
さらに圧迫感や揺れの軽減を求めるなら、足側も含め4点張りするといいでしょう。
1本の木に対し、2本のヒモで固定する
DDハンモックの「カスタムセット」を使うと、1本のロープで簡単に吊るせます。
簡単に設営できますが、その分だけ風や振動で揺れます、転倒します。
そのため1本の木から、ハンモックの2か所を固定すれば軽減できます。
ロープ(頭側)とスリングベルトの両端を、それぞれカラビナで結びましょう。
ぶっちゃけると付属のロープだけで張る、標準的な張り方を再現します。
やはり木は近めがいいです。
左右の片寄りは少なくなりました。
転倒リスクも、いつもより減ったといえるでしょう。
通常より揺れは30%減、といったところでしょうか(当社比)。
また、ほんの気持ち程度に圧迫感が軽減されます。
あとは体を支える生地が「3点張り」よりは緩み、寝心地は柔らかいイメージです。
カスタムセットを使った張り方が人気すぎますが、付属ロープも使いようですね。
とはいえカスタムセットは、テンションをかけたり長さ調節しやすいので手放せません。
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ロープで地面に固定する
DDハンモックの側面には、ロープがつけられる輪っかがあります。
そこからロープを4本つけて、ペグダウンしましょう。
四隅を固定することで、揺れや転倒防止になります。
ただし体重をかけてハンモックはキシむので、ガチガチに固定はできません。
(寝ながらロープをしめれば別ですが)
コツとしては、ロープを伸ばして遠くにペグ打ちします。
これは近いと上下するハンモックで緩みやすいためです。
揺れを荷物などで抑える
ロードバイクのキャンプで寝た時に、お尻側面に分解したホイールがあたってました。
最初は違和感がありましたが、おかげで振動がなくなりました。
低めに張って、バック等をクッションにしてもいいですね。
最終手段は地面に触れるまで低くして、転ぶことも揺れることもなくしましょう。
せっかくの寝心地がなくなりますが、背に腹は代えられないでしょう。
木がないと吊るせない(区画サイトや良い木が占領されることも)
問題点 固定できるものが必要となる
当然ですが、ハンモックは木が2本ないと吊るせません。
木がない区画サイトでは使えません。
メインは林間のフリーサイトになりますが、いい木が先に取られていることも。
またキャンプ場によっては、樹木保護のためにハンモックを禁止している所もあります。
タープがあればステルス張りができるので、最悪は地べたに寝ることも考えましょう。
解決法 車やスタンドに吊るす
室内でも使える枠付きの自立式スタンドがありますが、10kg以上になるものもあります。
下のアイテムなら木が一本でも、併用すれば木がなくてもハンモックが設営できますよ。
DOD ハンモックスタンド
こんなアイテム欲しかった、を叶えてくれるDODハンモックスタンド。
重さ3kgのみで、場所を選ばずハンモックを吊るすことができます。
通常のポールのように分解できるので、収納も持ち運びもカンタンです!
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ハンモックフック
オートキャンプならこれです。
ルーフキャリアは積載量が決められ、なかなかロープを引っ掛けるのはためらわれます。
DDハンモックのハンモックフックは、車のシートベルトに掛けて使えます。
シートベルトは事故の衝撃を抑えるために、2トン以上の重さに耐えることができます。
人の重さなら、ハンモックで問題なく耐えられますね。
ツリーハガーの薄さなら、干渉することなくドアが閉められます。
窓から出すと、窓ガラスが割れる可能性があるので避けて下さい。
上手くやれば、シートベルトとロープ・カラビナだけでも設営できるかもしれないです。
ちなみに車内のアシストグリップ(手をかけるところ)は揺れを支えるためのものです。
体重をかけると破損する恐れがあるので避けて下さい!
とはいえ、ブッシュクラフトでは体重を支える椅子が作れるのです。
いつかは自家製トライポッドでハンモックスタンドを作ってみたいものです。
皆さんも創意工夫で快適なハンモック泊を楽しみましょう!