「次に買うロードバイクはディスクブレーキにしたい」と考えている方も多いでしょう。
ただし、構造や扱い方はリムブレーキと大きく異なります。
リムブレーキからディスクブレーキへ移行する前に知っておくべきポイントを解説します。
ディスクブレーキ化で得られるメリット
ここでは、リムブレーキから乗り換えることで得られる主なメリットをまとめます。
- 雨天でも安心の制動力:濡れた路面でもしっかり止まる。
- リム摩耗ゼロ:カーボンホイールでも熱変形なし。
- ホイール自由度の拡大:ワイドリム・太いタイヤなど、最新規格に対応しやすい。
- モジュレーション(効きのコントロール性):ブレーキを「OFF→ON」への変化から「調整する」感覚へ。
移行前に知っておくべきポイント
あらかじめ理解しておくことで、快適でトラブルに遭いにくくなるでしょう。
スルーアクスルの扱いに慣れる
剛性が高くホイールの固定精度が抜群です。
ただ従来のクイックリリースより、少しだけ着脱の手間はかかります。
輪行や車載時は、専用のエンド金具や輪行袋を使えばスムーズに対応できます。
直前に慌てないように、余裕をもって準備しておきたいですね。
スタンドやアクセサリーの適合
ほかにも、今まで持っていたアイテムが使えないものがあります。
室内に置くにも、スルーアクスル対応のスタンドを選びましょう。
対応していない製品もあるため、購入前に「対応規格」を確認するのがポイントです。
フレームとホイールの互換性
リムブレーキのロードバイクは、「クイックリリース」でホイールを装備します。
リム用ホイールは使用できません。
つまり元々持っていた高級なホイールは使えないということです。
新しいホイールを考えていた方は、まずはフレームの購入すると幸せになれそうです。
もちろんフレームもディスク専用設計が必要です。
スルーアクスルの幅を確認しておきましょう。
ブレーキにチェーンオイルは厳禁
ディスクブレーキはオイルが大敵です。ブレーキが効かなくなります!
チェーンに注油する際や洗車時は、ローターに触れないよう注意を。
万が一触れてしまったら、パーツクリーナーで軽く脱脂すればOKです。
洗車とメンテナンス
ローターやパッドには中性洗剤の使用もできますが、音鳴りの原因になることも。
そのため、基本的には専用のブレーキクリーナーで仕上げるのがおすすめです。
正しいケアをすれば、音鳴りや制動ムラを防げて長持ちします。
ホイールを外したままブレーキを握らない
ホイールを外した状態でブレーキを握ると、ピストンが閉じてしまいます。
こじ開けるのは、かなり苦労するみたいですよ。
整備や輪行の際はダミーローター(スペーサー)を挟むことで防止できます。
ローターの熱と取り扱い
ディスクブレーキは高い制動力を発揮する反面、長い下りではローターが熱を持つことも。
ダウンヒル後にすぐ輪行する際は気をつけましょう!
走行後は素手で触れず、一息つくくらいの余裕を持つのが安全です。
参照:GCN JAPAN
まとめ:安心してディスク化へ
注意点を押さえておけば、トラブルはほとんどありません。
雨の日も峠も、自信を持って走れる――それがディスク化の最大の魅力です。
あなたのロードバイクも、次の進化へ踏み出す準備をしてみませんか。
👉【コスパ最強】ロードバイク2台目にはCANYONが欲しい!選び方や評判は?
👉【買ってみた】コスパ最強のCANYONバイクをお得に!買い方や注意点を紹介