ロードバイク

【マンネリ解消】ロードバイクで輪行の基本をまとめて紹介|ルート・入れ方・コツやメリット・デメリットは

ロードバイクをやめたくなるマンネリの原因は、ルートや成長などの変化がないことです。
輪行なら、有名なサイクリングロードで自転車熱が爆発します!
時には馴染のコースから飛び出して、新鮮で気持ちの良いロングライドを楽しみましょう!

輪行の基本

輪行とは?

輪行はロードバイクなど自転車を、公共交通機関に載せて移動する方法です。
バスや電車・飛行機・フェリーなどに載せられます。

輪行のメリット

そもそも車に積載すれば、少し高い離れたサイクリングロードに行けます。
しかし車がない人は?もしくは半日以上運転をしたくない時は?

輪行なら遠く離れたあの有名なルート・スポットに、車を運転せずにアクセスできます。
隣県や離島、さらには海外も夢じゃありません!

ゴール地点で輪行できるので、往復してスタート地点に戻る必要もありません。
車を置いた駐車場に戻らなくていいですよ。

またロングライドで豪雨・機械故障など、途中でリタイアしたくなる事があるでしょう。
でもどうやって帰るの?
輪行なら最寄りの駅やバス停まで辿り着けば、無事に帰れます!
ケガで立ち往生しても、タクシーで帰るなんてこともできますよ。
(ただし呼ぶ時にちゃんと積載可能か聞きましょう)

輪行バッグの選び方

どの輪行袋にも一長一短があります。
あなたのスタイル、よく使う公共交通機関に合った輪行袋はどれですか?

縦型の輪行袋(コンパクトで持ち運びしやすい)

分解や組み立てにはコツがいります。
コンパクトで、狭い電車内でも他の乗車客にも迷惑をかけづらいです。
使わない時も袋が小さく軽量なため、ライド中も持ち運びできます。

横型の輪行袋(前輪のみはずしてかぶせるだけで、使い方簡単)

アールニーゴーマル(R250) 超軽量横型輪行袋 チャコールグレー 輪行マニュアル付属

大きく幅を取りやすく、スペースを取ります。
分解に細いコツがいらず、簡単に収納できます。
縦型ほどではないですが、畳んだ袋はライド中運べるサイズです。

ハードケース(飛行機でも安心、キャスター付きがオススメ)

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重いですが、キャスター付き気になりません。
もちろん折りたたみできずライド中に持ち運びできません。
大会などで回収バスがあればライド中に輪行袋は使いません。
外からの衝撃に強く、空港などどう扱われるか分からない場面で使えます。
特に海外で役立ちます。

僕が使う輪行袋は、縦型の輪行袋

ちなみに僕は縦型を使っています。なかでもオーストリッチ製がオススメです。
下にある動画をみて練習さえすれば、誰でも収納できます!
そして慣れない輪行でも、コンパクトで電車内など場所の確保がしやすいです

ボトルホルダーに入るので、ライド中も邪魔になりにくいですよ!
ただエンド金具をしっかり固定できず、ディレイラーに負担がかかりヒヤッとしたことも。
上記のように空港での輪行は、ハードケースを検討中です。

実際の輪行ルート例

ビワイチ(滋賀県 琵琶湖)

初心者に特にオススメです!
平坦が多くレベルに合わせて距離が揃っています。
レンタルサイクルもあり、子供たち家族でのライドも楽しめますよ!

また日本最大の琵琶湖の景色は格別ですよ。

日本の真ん中にあり、関東や関西からのアクセスが良いです。
湖を囲むように線路や宿泊施設があるので、お泊りライドも途中リタイアも安心です。

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ツール・ド・おきなわ(沖縄)

11月にあるこのイベントは、プロ部門もある日本最大規模の大会です。
本州からは飛行機での輪行ですね。

時間を競うレースから、自分にあった距離の完走を目指すサイクリングまであります。
その年の集大成をぶつけるのも、ファミリーで気軽に見学・走行もいいですね。
完走の達成感は他のものには代えられない、貴重な体験になりますよ!

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富士五湖(山梨県)

特に関東の方におすすめはこちら。
あなたも2020年東京オリンピックで世界中のプロが走ったコースを堪能してみませんか?
富士山を囲む絶景を見ながらサイクリングが楽しめます!

富士山だからといって、高低差が激しいコースばかりでないのでご安心を!
こちらもレベルに合わせた距離からコース選びができます。
近隣にキャンプ場も多いので、キャンプライドもおすすめです!

交通機関ごとの輪行ルール、メリット・デメリット

交通機関ごとに、自転車の取り扱いの違いがあります。
またメリット・デメリットから適切な移動手段を選べば、失敗の少ない輪行旅になります。
目的地や状況によって一番最適な移動手段を選んで下さいね。

電車での輪行

メリット

日本は主要な都市、観光地には線路が通っています。
頑張れば九州から北海道まで行くことも可能です!
また朝から晩まで動いているダイヤで、時間の融通が効きやすいです。
比較的コストが安く、環境への負担も少ないです。
リタイアでも帰れる保障をしてくれる、ありがたい交通機関です!

デメリット

誰でも利用しやすい分、通勤時間やお休みの日にはとても混雑してます。
人が立つだけでも難しいのに、自転車を置くスペースを見つけるのは難しいです!
駅によって改札が通りにくい、プラットフォームまで階段しかない所もあるので注意です。

バスでの輪行

メリット

電車が通っていない地方、駅からホテルへの微妙な距離などかゆいところに手が届きます。
沖縄では重宝しました。
深夜バスはコストが安く、寝ているだけで都市から都市へ運んでくれます。

デメリット

高速バスなら荷台スペースがあります。
しかし鈍行バスでは、置くスペースに困ることも。

また電車と比べると、移動時間がかかります。
高速バスでは、トイレ休憩の時間が決まっているものもあります。

輪行として事前予約が必要なバスもあるので事前に確認が必要となります。
また追加料金がかかるとこもあるので、利用予定があれば調べてくださいね。

飛行機での輪行

メリット

とにかく目的地まで短時間でいけます。
そこに空港さえあれば、沖縄もヨーロッパもひとっ飛び
海外レースの出場を可能にしてくれる、ハイグレードな交通機関ですね。

デメリット

自転車の知識がある人が積荷するわけではありません。
特に海外では雑に荷物が扱われやすいです。
自転車を厳重に梱包するには、ハードケースや段ボールがオススメです。

また飛行機に自転車を載せるには、スポーツ用品として追加運賃がかかります。
出発の手続きもいつもより時間がかかるので、早めに空港に着きましょう!自転車ツール(六角レンチ、ボンベ)は、座席持ち込みが認められない場合があります。
各航空会社のHPを確認してください!

フェリーでの輪行

メリット

他の交通機関と比べて広々とし、自転車を置くスペースに余裕があります。
そのためか追加運賃が安い、もしくは無料のところもあります!
また席自体も広く、雑魚寝できるスペースでゆったり過ごせます。

デメリット

ゆったりとした旅になるので、移動時間も長いです。
運航数も限られているので、都合がつきにくいです。

天候によっては高波になり、運航中止もありえます。
中止せずとも揺れで船酔いになり、ライドも楽しめないことも。
酔い止めが欲しいですね。

必要なものの準備、装備アイテムと使い方

必要なアイテム

縦型の輪行袋には、以下のものが必要です。
それぞれのアイテムを使いこなして、安全で車体が傷つかないようにしましょう!

輪行袋

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自転車を覆う本体です。
JRの規定では、一部でも袋からハミ出たら持ち込めません。
破けない丈夫の素材を選びましょう。

エンド金具

後輪ホイールを外した車軸につける金具です。
この金具とサドルで重量を支えます。
今や主流のディスクブレーキでみられるスルーアクスルは、専用の金具が必要となります。

固定ストラップ

マルト(MARUTO) りんりんバンド(3本)RS-KF620 黒

ホイールとフレームを固定し、自立させます。
この巻き方が、上手な収納のコツとなります。

ショルダーベルト

袋で覆うだけでは運べません。
フレームに繋げることで、肩にかけて運ぶことができます。
肩に食い込みやすい場合は、カバー付きが良いでしょう。

チェーンハンガー

チェーンがたるむと、車体を傷つけやすいです。
簡単な構造ですが、そのたるみを解消してくれるアイテムです。
必須ではありませんが、あると便利なものです。

スプロケットカバー

スプロケットの汚れはフレームに移りやすいです。
スプロケットを覆うことで、輪行時の汚れ移りをなくします。
絡みやすいスプロケットを、他のパーツに引っ掛けないためにも必要です。

フレームカバー

スプロケットが触れやすいフレームの一部を覆います。
これで傷もつかなくなります。

ダミーローター

ディスクブレーキのみ必要となります。
ブレーキ部分が接着しないために、噛ませるアイテムです。

それぞれを集めるのは大変です。
ぜひ一式セットになった商品を買うのがオススメです。

輪行袋の使い方を解説(バイクの分解方法・入れ方)

輪行のためのロードバイク分解方法を、動画付きで解説します。
僕はこのけんたさんの動画で練習し、輪行が出来るようになりました!
ちなみにオーストリッチ製には、解説写真がついているので現地でも安心ですよ。

まずは壁際等のスペースを確保し、ライトやサイコンを外しておきましょう!

  1. ギアをアウター×トップにする。
  2. ブレーキのクイックレバーを開放する。
  3. 前後ホイールを外し、スプロケットカバーとフレームカバーをつける。
  4. 後輪にエンド金具を取り付ける(ギアをローギアにする)。
  5. ホイールでフレームを挟み、ストラップで固定する(後輪はチェーンと反対側に)。
  6. ショルダーストラップをBBにつけ、輪行袋に通しながらステムに結ぶ。

これで完成です!

後輪を外すコツは片手で地面に押さえ、もう片手でサドルを一気に持ち上げることです。
ディスクブレーキの場合は、③でダミーローターをつけて下さい。

はじめは慣れません。しかし何度もやれば誰でもできるようになりますよ!

輪行のコツと注意点

初心者がまずやるべきこと

必ず旅行前に、輪行袋へ収納を練習してください。
一度家で落ち着いて実践するだけで、出先での手際が良くなります

なぜならロードバイクの分解、再組み立てには慣れが必要です。
さらには輪行袋へ入れるパッキングは、現地で初めてやると焦るし失敗しやすいからです。

また収納に時間がかかるのを考えて、予定ダイヤに乗れるよう早めに移動しましょう。

安全対策

電車は自転車のスペースを確保するためにも、早朝に行動し混雑を避けましょう。
電車の一番前か後ろの車両は、人が少ないのも狙い目ですよ。
空港に預ける際は、段ボールやハードケース内に緩衝材を詰めましょう。

お金に余裕がある人は、宿泊ホテルに先に配達してもいいですね。

輪行に関連して必要なもの、便利グッズ

ライド後は汗でドロドロ、ピタピタのパンツも目立ちます。
緊急時以外にそのまま電車等に乗るのは、マナー的に良くありません。

汗拭きペーパー、着替えを用意しましょう。
スタート地点に戻るなら、ライド前に脱いでコインロッカーにしまうと便利ですよ。

トラブル対策

空港利用時には、空気圧を抜くように指示されることも。
抜かなくても、低気圧でパンクの可能性があります。
僕はパンクしたことがありませんが、空気入れやパンク修理キットは準備しましょう!

また空港では、工具を客席に持ち込むことが禁止されることもあります。
預け荷物や、ツールケースごと輪行袋にしまいましょう!

さいごに

僕もマンネリになることがあります。
しかし輪行で普段体験できない、最高のライドを経験することでマンネリ解消できました!
また輪行は車を使わず、環境への負担が軽減できます。

安全な輪行で、メンタルも環境にも持続可能なロードバイクを楽しんで下さい!

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